CloudbrinkとNECの関係
2023-03-27 10:00:01

CloudbrinkとNECネッツエスアイが締結したグローバルリセラー契約の内容とは

2023年3月27日、米国カリフォルニア州に本社を置くCloudbrink, Inc.が、NECネッツエスアイ株式会社とのグローバルリセラー契約を締結したことが発表されました。この契約により、NECネッツエスアイは日本市場において、Cloudbrinkが提供するハイブリッドワーカー向けのセキュアアクセスソリューション、特にHAaaS(Hybrid Access as a Service)プラットフォームの独占販売権を獲得しました。

このプラットフォームは、クラウドとデータセンターのアプリケーションに対して、高速かつ安全なアクセスを提供することを目的としており、リモートワーカーやハイブリッドワーカーが増加している現代のビジネスシーンにおいて、その重要性が高まっています。NECネッツエスアイはまた、Zoomの主要な販売代理店としても知られ、日本市場における圧倒的な存在感を示しています。Cloudbrinkの技術は、特にビデオ会議アプリケーションのパフォーマンス向上に寄与しています。

契約締結に先立ち、NECネッツエスアイはCloudbrinkのサービスに関して多くのテストを実施しており、その結果、リモートワークや出張時におけるネットワーク接続の信頼性が低い環境においても、SaaSアプリケーションの性能が大幅に向上することが確認されました。NECネッツエスアイの執行役員常務である菊池惣氏は、生産性とセキュリティが依然として顧客が直面する主要な課題であると述べ、Cloudbrinkのサービスがこれらのニーズに応えるものであることを強調しました。

CloudbrinkのCEOで共同創業者のプラカシュ・マナ氏は、企業がオフィスで享受してきた経験をどこでも実現可能にするアプローチについて触れ、NECネッツエスアイとのパートナーシップに期待を寄せています。

Cloudbrinkのソリューションは、アプリケーションおよびFASTエッジと称される仮想PoP(ポイントオブプレゼンス)を網羅しており、ネットワークのエッジでのパケットロスや遅延といった問題を克服することができます。加えて、企業向けの高水準のセキュリティを実現するZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)及びMTD(Moving Target Defense)が提供されており、セキュリティの強化を図っています。また、データセンターアプリケーションへの安全で低遅延なアクセスも可能で、企業のIT環境を一層改善することが期待されています。

Cloudbrinkの技術力は高く評価されており、エッジネイティブなハイブリッドアクセスが、現代のワークフォースのニーズにどのように応えるかが注目されています。特に、Cloudbrinkは、数千の動的なPoPを利用することで、アプリケーションのパフォーマンスを最大30倍向上することができると主張しており、IT管理者の負担を軽減しつつ、最高のユーザー体験を提供することを目指しています。

この新たな取り組みは、今後のハイブリッドワークの進展に大きく貢献することが期待されており、CloudbrinkとNECネッツエスアイが提供する競争力のあるソリューションによって、日本市場におけるビジネス環境がより安全かつ効率的になることに期待が寄せられています。これからの展開に目が離せません。

会社情報

会社名
Cloudbrink, Inc.
住所
530 Lakeside Dr Suite 190, Sunnyvale, CA 94085 USA
電話番号

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