小学生の夢が実現!トントン山再生プロジェクト
福岡市にある小笹小学校では、小学生たちの大きな挑戦が行われていました。その名も「トントン山再生プロジェクト」。これは、児童たちが主体となり、学校の遊び場である「トントン山」を復活させるためのプロジェクトで、なんと支援総額は約450万円、達成率は150%を超えました。この意義深いプロジェクトの背景や成果、今後の展望について詳しく見ていきましょう。
プロジェクトの背景
「トントン山」は、かつて小笹小学校で活用されていた山で、55年間にわたり児童たちが学び、遊んできた場所です。しかし、近年の豪雨による土砂崩れで立ち入り禁止となり、使用されずに放置されていました。特に、コロナ禍の影響で整備が困難となり、さらなる荒廃が進んでいたのです。これを受けて、2023年度に赴任した才守美穂校長は、トントン山を再生するためのプロジェクトを立ち上げました。
クラウドファンディングへの挑戦
プロジェクトの中心となったのは、現在在籍している6年生の児童たちです。彼らは総合学習の時間を利用して、ポスターを作成し、募金を呼びかけたり、SNSで情報発信を行ったりしました。その一環として、クラウドファンディングを実施することとなったのです。ラシン株式会社がこのプロジェクトに加わり、総合的なサポートを行いました。
ラシンのCOO、武耕太郎が小笹小学校で出前授業を実施し、児童たちとアイデアを出し合いながらプロジェクトを構築しました。彼は当初、100万円の支援が集まれば成功と考えていたものの、意外にも450万円以上の支援が集まり、児童たちの行動力と熱意に驚かされたと述べています。
プロジェクトの成果
2024年9月に終了した「トントン山再生プロジェクト」は、予想以上の成功を収めました。目標金額3,000,000円に対して、支援総額は4,534,972円、支援者数も494人に達しました。この結果は、学校未経験の挑戦としては快挙とも言えるものです。集まった支援金は、トントン山の整備や工事、学習スペースの準備に使われる予定です。
今後の展望
プロジェクトは10月以降に着工され、完成後には再びトントン山が児童たちに開放されます。地域の人々との絆が深まった経験を通じて、子どもたちは成長し、新たな学びの場が再生されることを期待されています。
プロジェクト関係者や支援者の皆さんからの称賛の声も多く、福岡市立小笹小学校学年主任の津留崎勇希氏は、子どもたちが地域との繋がりを強く感じ、自信を持てたことを喜んでいます。SPOT TEACHERの代表、松下ゆか理氏も、子どもたちの思いに共感し、地域全体で取り組む重要性を強調しました。
ラシンの役割と今後の支援
ラシン株式会社は、福岡を中心にクラウドファンディングの支援を行っており、今後も地域のプロジェクトを支援する姿勢を維持していきます。多くの方々に支援の輪が広がることを願い、今後の活動にも期待が寄せられています。福岡市立小笹小学校や共育パレット株式会社との協力を通じて、地域に根ざした取り組みを展開していくことで、児童たちが自らの夢を叶える手助けを続けていく方針です。 このプロジェクトは、地域の未来を担う子どもたちにとって素晴らしい学びの機会となり、さらに愛される場所となることでしょう。