習志野市が進めるパイプオルガン再設置プロジェクト
習志野市では、文化ホールの再建設に伴い、パイプオルガンの再設置を目指したクラウドファンディングを実施しています。このプロジェクトの背景には、ホールの建設費用が100億円を超える見込みであることがあります。市の予算は限られており、人口減少の影響も考慮しながら、どのように資金を投入するかの検討が求められています。
クラウドファンディングの目的と目標
習志野市は、パイプオルガンの設置に掛かる費用をクラウドファンディングを通じて賄うことを決定しました。目標金額は6000万円に設定されました。この金額は、以前に見積もられた移設費用の約1億5千万円から改定されたもので、外部の提案を受け入れた結果、最終的な目標額が低く設定されました。具体的には、寄附金から約2000万円が減じられたためです。
支援金の受付と条件
クラウドファンディングは、令和6年10月1日から10月31日までの期間で行われます。支援金は500円から受け付けており、全額が目標金額に達しない場合には返金されます。この「All or Nothing」方式により、集まった資金が目標に達しなければ、パイプオルガンの再設置はされないことになります。
申し込み方法とお問合せ
申し込みは、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」を通じて行います。参加にはアカウント登録が必要ですが、市役所窓口では現金の受け付けは行われていないため、ご注意ください。ただし、大口支援(100万円以上)については、専用の銀行振込が可能ですので、習志野市総合政策課に相談をすることが推奨されています。
市長のコメント
市長は、「現在、文化ホールの建設が進んでおり、人口減少が進む中、さまざまな施策に費用をかける必要があるため、経費の管理を厳格に行う必要がある」と述べています。また、パイプオルガンはホールの重要な付属施設であり、その再設置のためにクラウドファンディングを利用する難しい決断をしたことを伝えました。市民の理解と協力を求めています。
習志野市の豊かな文化を支えるため、クラウドファンディングが成功することを期待しています。市民のみなさんの温かいご支援をお願い申し上げます。