地域の夢を紡ぐ音楽フェス「耳納 de FES」
2025年10月26日、福岡県久留米市田主丸町に位置する緑豊かな福岡県緑化センターで、地域に根ざした音楽イベント「耳納 de FES」が開催されます。今秋も盛りだくさんのコンテンツを用意し、音楽アートの祭典として地域の魅力を再確認する機会を提供します。
開催概要について
この音楽フェスは、地域の人々の思いを込めた物語と共に舞台が作られています。13時から20時までの間に、真心ブラザーズやNakamuraEmiといった豪華な出演者に加え、地元出身アーティストも数多く参戦します。音楽以外にも、地元飲食店を中心としたブースや、犬好きにはたまらないドッグマルシェが用意され、子どもから大人まで楽しめるコンテンツが目白押しです。
特に注目されるのは、ライトアップアートやプロジェクションマッピング、花火と共に夜を彩るフィナーレ。これらのイベントは、皆さんが地域で思い出を作る場として機能し、参加するすべての人々にとって特別な時間を提供します。
地元イベントの再生とコミュニティの絆
「耳納 de FES」が始まった背景には、地域の伝統的な行事やイベントが減少していく中で、地元の人たちが「せっかくなら、子どもたちにも誇れるようなイベントを作りたい」と集結した思いがあります。初代実行委員長の德冨さんは、「少しでも地域に貢献できるイベントを」と語ります。
イベントの運営は初めの数年、完全に有志によるものでしたが、少しずつ仲間が集まり、アイディアを出し合いながら成長してきました。苦労しながらも、実際にイベントが立ち上がると「楽しさを感じることができた」と振り返ります。
地域の歴史を受け継いで
しかし、「耳納の市」の終了という試練も訪れ、地域の人々はこの祭りを新たな母体として支えていくことになりました。久留米市の支援を受けて、正式に「耳納 de FES」として生まれ変わり、参加しやすい無料のイベントとして運営することに成功します。これにより、多くの人々が足を運ぶようになりました。
運営委員会の活動と参加の輪
運営委員会は、地域に住む様々な年齢層の方々で構成されており、地域の住民が主体的にイベントを創り上げていくスタイルを実現しています。これにより、新しい世代が自然に加わり、次世代に継承されていく文化としてのアイデンティティが高まりつつあります。
2025年の「耳納 de FES」の魅力
2025年の「耳納 de FES」では、真心ブラザーズ、NakamuraEmi、地元アーティスト達が演じる中、地域の特産品を味わえる飲食ブースも設けられています。このフェスを通じて、地元飲食店の魅力を感じてもらうことも大切な目的です。
また、さまざまな体験ができるブースも合わせて出店し、幅広い層のニーズに応えます。夜になると展開されるライトアップアートと花火が、参加者の心に残る印象を与えることでしょう。地域の皆さんが一緒に楽しみ、思い出を作る機会をぜひ提供したいと思います。
「耳納 de FES」は地域住民が集まる場であり、幸福な思い出を共有するチャンスでもあります。今年も多くの方々がこの素敵なイベントに足を運び、笑顔で過ごせることを願っています。