神奈川県が生活支援ロボットの開発を支援
最近、神奈川県は生活支援ロボットの開発を推進するための新たなプロジェクトを発表しました。このプロジェクトでは、様々な企業が共同で取り組むこととなり、今後のロボット技術の進展が期待されています。
採択されたプロジェクト一覧
プロジェクトは以下の内容で採択されました:
1.
歩行リハビリ用ウェアラブルロボット
代表事業者:株式会社INOMER
2.
半自動小便器清掃ロボット
代表事業者:株式会社小川優機製作所
共同事業者:株式会社JR東日本環境アクセス
3.
食事介助ロボット
代表事業者:ダブル技研株式会社
4.
狭隘空間点検ロボット
代表事業者:株式会社ワークロボティクス
これらのロボットの開発は、各社の専門性を活かし、特に医療や福祉の分野での活用が見込まれています。特にリハビリ用ロボットは、理学療法士のニーズに応えるものであり、介護における生産性向上が期待されます。
プロジェクトの支援内容
神奈川県はこのプロジェクトの一環として、「ロボット実装促進センター」を設立し、これが開発に要する経費をサポートします。具体的には、一件あたり最大1,500万円(税込)の支援が受けられます。この支援には、開発・試作機の性能や動作検証にかかる人件費や材料費などが含まれています。
支援体制
受託事業者として、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が決定し、技術支援や相談が受けられる体制を整えています。これにより、企業は安心して新しい技術の開発に取り組むことができます。
募集概要と応募条件
次回のプロジェクト募集は、令和6年6月21日から7月25日まで行われます。応募件数は21件を予定しており、神奈川県内で実用化が見込める斬新なロボット開発プロジェクトが対象となります。
企業は、神奈川県内に事務所または事業所を有する中小企業と連携することが求められます。さらに、連携の意向があればマッチングを希望することも可能です。この取り組みにより、多様な企業が新たなアイデアや技術を持ち寄ることが期待されます。
問い合わせ先
プロジェクトについての詳細や問い合わせは、神奈川県産業労働局の産業部産業振興課までご連絡ください。課長の髙橋までの電話は045-210-5630、またはさがみロボット産業特区グループの星野まで045-210-5650です。
このプロジェクトが、今後の生活支援ロボット技術の発展にどのように寄与するか、私たちも注目していきたいと思います。