Kiiがアンドラプラデシュ州と合意
2016-07-27 10:00:03
インド・アンドラプラデシュ州でKiiがIoT浸透を図る重要な合意を締結
Kiiとアンドラプラデシュ州が結んだIoT推進のパートナーシップ
IoTクラウドプラットフォームのリーダー企業であるKiiが、インドのアンドラプラデシュ州と戦略的な提携を結びました。これはIoT技術の普及を目的としたもので、地域のスマートシティやスマートビルディングの実現を目指しています。特に、アンドラプラデシュ州では、デジタル技術を活用した持続可能な開発が注目されており、この合意はその実現に向けた第一歩となるでしょう。
合意の詳細
合意書は、7月20日にヴィジャヤワーダで行われたセレモニーにて、州の情報技術通信大臣の立会いのもと、KiiのCEO荒井真成氏と州の特別秘書官J.A.チョーダリー氏によって調印されました。具体的な取り組み内容は以下の通りです。
1. スマートビルディングの推進
まず、ティルパッティ市にあるInternational Institute of Digital Technology(IIDT)の建物をモデルケースとし、KiiがIoTを活用したスマートビルの実現を支援します。IIDTのみならず、今後は他の公共施設にも展開が期待されており、この取り組みを通じて州全体でIoTを組み込んだスマートビルディングの増加を図る予定です。
2. IoT Centers of Excellence (CoE)の設立
Kiiは、ヴィシャーカパトナム及びティルパッティにIoTの「卓越センター」を設立します。これにより、地域住民や学生に対し、IoTの最新技術を学ぶ機会を提供し、同時に新たなビジネスチャンスを創出することを目指しています。特にIIDT内に設置されるCoEは、学術コミュニティを活用し、専門家を多数輩出する基盤としての役割を果たすでしょう。
3. スマートシティ・スマートルーラルのパイロットプログラム
Kiiはまた、AP州の特性に応じたスマート農業やスマートエネルギーなどの分野でもパイロットプログラムを導入します。これにより、地域のニーズに合った解決策を提供し、地域振興を図る計画です。
今後の展望
この合意は、日本とインドの経済的・社会的発展を象徴するものでもあり、アンドラプラデシュ州のナイドゥ首相は、IoTが同州のデジタル革命の鍵であり、短期的・長期的な取り組みが必要であるとコメントしています。Kiiは、そのデジタル化を支援するパートナーとして期待されています。
在インド日本国大使館の三宅保次郎参事官も、KiiとAP州のパートナーシップが両国間のさらなる協力の証であると語りました。Kiiの荒井CEOでも、同州に持続可能な技術革新をもたらすことができることに大変な喜びを感じていると述べています。このように、Kiiの取り組みはAP州の未来に向けた大きな一歩であり、今後の進展に大いに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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Kii株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂2-5-7
- 電話番号
-
03-4590-6107