日本のUEL株式会社が提供する3Dプリンター用スライス処理ソフト「AMmeister」のバージョン8.0が2026年3月30日より利用可能になります。このソフトは2017年に初めて提供されて以来、多くの3Dプリンターメーカーに採用されてきました。更に、特定のメーカーの3Dプリンターに特化したカスタマイズ提案も行い、高精度な造形や高い透明度の実現が可能です。
V8.0の主な機能
新バージョンでは、造形品質のさらなる安定化と作業負担の軽減を目指し、いくつかの重要な機能が追加されています。これにより、造形準備にかかる時間を大幅に削減し、結果として造形の再現性が向上しました。
1. 肉厚自動調整機能
新たに強化された肉厚調整機能は、モデルの底面におけるZ軸方向の補正を自動で実行します。これにより、部位ごとの肉厚を考慮して補正量が調整され、強度の確保も可能になります。さらに、補正が必要な箇所があればその場所を可視化することで、従来の手作業では時間がかかっていた細かな修正作業が不要になるのです。
2. サポート作成の自動補正
サポートの精度も向上しており、新しいアルゴリズムにより、モデルがサポートから外れることなく安定した造形が可能です。この機能により、サポートが原因で発生するトラブルが減少し、作業の効率化が期待されます。
3. データ名の付与ルールの変更
従来のデータ名の付与に関する仕様が見直され、補正の内容を一目で把握できるようになります。この新しい名称ルールによって、データの管理がさらに効率化され、操作がスムーズになります。
4. 断面クリップ機能の向上
断面表示中に他のコマンドを実行できるようになり、形状選択や断面保存が可能に。これにより、形状確認やサポート編集もより柔軟に行えるようになり、作業のスピード向上に寄与しています。
商品の販売と今後の展望
新しく提供される「AMmeister」は、さまざまなパッケージプランが用意されており、希望する機能に応じて選択可能です。例えば、スライス処理専用のパッケージは年額330,000円(税込)で利用できるため、多様なニーズに応えるビジネスにも適応しています。
また、今後3年間で180本の販売を見込むUEL株式会社は、特にFDM方式で主に使われているMarlin Firmwareにも対応予定で、粉末焼結やインクジェット方式の3Dプリントにも受託開発の実績があります。生産工程や用途に合わせた柔軟な対応を行っていくことを目指しています。
【関連リンク】 3Dプリンター用スライス処理ソフト「AMmeister」公式サイト:
UEL株式会社
注意事項: AMmeisterはUEL株式会社の商標です。記載の情報は発表時点のものであり、変更がある場合がありますのでご了承ください。また、不明点につきましては、下記の問い合わせ窓口までご連絡ください。
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