blockskyがWeb3広告プラットフォーム「W3AP」を開発
blocksky株式会社(以下、blocksky Inc.)は、SBIインベストメント株式会社をリードインベスターとして迎え、シードラウンドで第三者増資を実施したことを発表しました。この資金調達により、blockskyはWeb3広告プラットフォーム「W3AP」を日本国内に加え、国際市場にも本格的に展開していく計画です。
Web3広告市場における成長の可能性
近年、分散型アプリケーション(DApps)の市場規模は急速に拡大しており、2024年には300億米ドルに達する見込みです。特に、DApps市場の年平均成長率は18.5%と予測されており、これに連動してマーケティング活動も加速すると考えられています。Web3の普及に伴い、ユーザー獲得やブランディングの重要性も増す中で、blockskyは新しいマーケティング手法を提供することで、この成長可能性に挑むつもりです。
W3APの機能と特徴
W3APは、Web3特有の課題に対する革新的な解決策を提供します。具体的には、次のような課題を解決する手段を備えています。
1.
ターゲティング精度の向上: 従来の広告手法では、匿名性やプライバシー保護の強化により適切なターゲットへのリーチが困難でしたが、W3APではオンチェーンデータとオフチェーンデータを組み合わせた分析技術により、高精度のターゲティングを可能にしました。
2.
ユーザーへのインセンティブ提供: 広告視聴による直接的なメリットがなかった従来のシステムとは異なり、W3APでは広告視聴で獲得したポイントをトランザクションの手数料に利用できる仕組みを導入することで、視聴率の向上を狙います。
3.
透明性のある広告取引: ブロックチェーン技術を用いた透明な取引管理システムを採用しており、広告費用の使用状況や効果をリアルタイムで確認できるため、信頼性が向上します。
4.
視認性の高い広告配信: ユーザーの注意を効果的に引くために、トランザクション中に動画広告を表示して、視聴率を最大化する形を取ります。
5.
広告費用対効果の向上: 柔軟な運用型広告プランやDAOに基づく広告審査システムを導入し、キャンペーンのコストを最適化します。
企業のコメント
blockskyの代表取締役、三浦光氏は「W3APは、従来の広告モデルにおけるノウハウを基に、ユーザーと広告主の新たな接点を作り出すことを目指しています」と述べます。この新プラットフォームにより、広告がユーザーにとって価値ある体験となることを希求しています。
さらなる成長に向けて
今回の資金調達を機に、blocksky Inc.はW3APのグローバル事業開発、システムの強化、組織の体制整備を進める予定です。テストリリース中のポイ活Dappsを通じて新たな広告体験を提供し、ユーザーと広告主からのフィードバックを活用しながらサービスの向上を目指す考えです。
Web3広告市場においてblockskyが切り開く新たな未来に、多くの期待が寄せられています。