CtoC型不動産検索サイト「SPACELIST」が本格運営開始
「SPACELIST(スペースリスト)」は、CtoC(カスタマー・トゥ・カスタマー)型不動産検索サイトとして、新たに売買物件の掲載を始めました。このプラットフォームでは、物件オーナーが自ら物件情報を掲載し、借りたい人や買いたい人と直接コミュニケーションができるシステムを導入しています。これは、アメリカやヨーロッパの一部では一般的な形式ですが、日本の不動産市場においては新たな試みとなります。
オーナーから直接得られる情報
スペースリストでは、掲載される物件は全国の賃貸および売買の住居に限られています。物件のオーナーが、詳細情報や特長について直接掲載するため、利用者はより具体的な情報を得ることが可能です。例えば、物件の魅力や注意すべき点を事前に知ることができ、疑問点についても直接オーナーに質問できる環境が整っています。
利用は完全無料
このサイトの特徴の一つは、その利用が完全に無料であることです。物件の掲載はもちろん、問い合わせや成約時の手数料も発生しません。これにより、多くのオーナーが気軽に参加し、多様な物件情報を提供することが期待されています。
多様な募集方法
一般的な金額設定
オーナーが価格を設定して募集する一般的な形式ですが、「価格交渉可能」と明示された物件では、利用者がオーナーに値下げ交渉することもできる柔軟性があります。
「¥ASK」方式
世間の相場に縛られず、借りたい・買いたい金額を利用者からオファーしてもらう「¥ASK」方式もあります。このスタイルにより、利用者は自分の希望に沿った金額で交渉を行え、オーナー側も利用者のニーズを直接理解しやすくなります。
無償譲渡の可能性
さらに、オーナーが自ら物件を無償で譲渡する選択肢も用意されています。これは、所有者が手放したい物件を見つけやすくし、同時に新たな人にその物件を引き継ぐ機会を提供するものです。
楽しい部屋探しのためのサイトデザイン
サイトのデザインは、ユーザーが楽しみながら部屋探しを行えるように工夫されています。たとえば、「パン屋さんが近い」や「改装可能」といった検索項目が設けられ、見やすい写真と共に情報が提供されます。また、オーナーが投稿した写真に対してプロのレタッチサービスも無料で提供され、より魅力的な物件紹介が実現しています。
空き家問題への対応
不動産の流通が活発になることで、深刻な課題である空き家問題にも寄与することが期待されます。オーナーが自らの物件の特長を積極的に発信し、借り手や買い手とダイレクトにコミュニケーションをとることで、市場のニーズや改善点を把握できるようになります。
会社概要
スペースリストは株式会社PAXによって運営されています。代表は村井隆之氏で、所在地は東京都渋谷区です。構想は2016年から始まり、現在も不動産の企画やプロデュース、WEBメディア運営を行っています。ウェブサイトは
こちら。
これから日本の不動産流通に変革をもたらす「SPACELIST」に、あなたも是非注目してみてください。