阪急阪神ホールディングス、経団連生物多様性宣言イニシアチブに参画!
阪急阪神ホールディングス株式会社は、2024年5月7日、日本経済団体連合会と経団連自然保護協議会が策定した「経団連生物多様性宣言・行動指針」に賛同し、「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」に参画したことを発表しました。
同社グループは、サステナビリティ宣言において「豊かなまちづくり」を重要テーマに掲げ、大阪梅田エリアの都市緑化や六甲高山植物園の運営など、自然環境・生物多様性の保全につながる活動を積極的に推進しています。
具体的な取り組み
1. 大阪梅田エリアの都市緑化
大阪梅田ツインタワーズ・サウスでは、壁面緑化として低層部の外壁バルコニーにプランターを設置しています。生物多様性にも配慮し、六甲山系と淀川水系に自生する樹種を選定しているほか、開花や紅葉等の季節に応じた変化を感じられる植物も配置しています。また、12階の屋上緑化(約800平方メートル)では、壁面緑化と同様の考え方で樹種を選定するとともに、シンボルツリーであるケヤキを周囲の景観との調和を意識して配置し、季節感が感じられる植物を組み合わせることで、オフィスワーカーや来訪者に、くつろぎや憩いが感じられるオアシスのような空間を提供しています。
2. 兵庫県六甲山エリアの六甲高山植物園の運営
六甲高山植物園では、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲の自生植物、絶滅危惧植物など約1,500種の植物を栽培しています。約5万平方メートルの園内に、それぞれの植物の生育環境に合わせて野生に近い状態で植栽し、毎日行う花のガイドや季節の企画展、自然体験プログラムの開催を通じて、自然保護意識の啓発に努めています。
3. 神戸市「キーナの森」で取り組む森林保全活動
神戸市の「キーナの森」では、その一部を「阪急阪神不動産の森」と名付け、下層植生の育成を阻害している常緑樹等の除伐や、作業に必要となる歩道の整備などの森林保全活動を実施しています。また、伐採木を用いたワークショップや森林ボランティア体験の研修などを開催することで、森林資源の活用や森林環境教育を推進しています。
4. 市民団体への助成を通じた生物多様性の保全
同社グループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まち基金」の助成団体として、植樹・育林等を通じた森林保全や里山保全、絶滅危惧種の保護を推進する市民団体を選定し、寄付による活動支援や定期的な対話を行うことで、生物多様性の保全に向けて連携しています。
阪急阪神ホールディングスの生物多様性への取り組み
阪急阪神ホールディングスは、今後も自然とともに、人々がいきいきと集い・働き・住み続けたくなるまちづくりに取り組んでいくことを表明しました。同社の積極的な取り組みは、企業による生物多様性保全の重要性を示すものとして注目されます。