ポケトーク株式会社、アジェンダ社との戦略的連携を発表
ポケトーク株式会社は、第三者割当増資を実施し、株式会社アジェンダからの出資を受けることで、さらなるビジネスの強化を図ることになりました。ポケトーク社は本社を東京都中央区に構え、AI通訳機「ポケトーク」シリーズを展開し、言語の壁を取り払うことを目指しています。このたびの増資により、企業の評価額は312.4億円に達しました。
アジェンダ社は北海道札幌市に本社を構えるソフトウェア開発企業で、業務基幹システムやアプリケーション開発に注力しています。彼らはポケトークが掲げる「言葉の壁をなくす」という理念に共感し、今後の製品展開に期待を寄せています。この連携により、ポケトーク社は新たに投入予定のAI同時翻訳機「ポケトークX」、AIボイス筆談機「ポケトーク mimi 2」、会話を多言語字幕として表示する「ポケトーク V」の販売体制を強化することができます。
市場の背景として、インバウンド需要の増加や、外国人材の受け入れ拡大、さらに外国人住民への行政・医療対応の増加が挙げられます。これに伴い、多言語対応や情報のアクセシビリティが求められるシーンが増えており、企業や自治体、医療、教育における多言語コミュニケーションは今後も課題とされるでしょう。
ポケトーク社は、今回の出資を活かし、製品展開を加速させるとともに、海外事業における収益改善を進めています。具体的には、欧州事業で3億円規模の利益改善を達成し、米国事業では6億円以上の収支改善を見込んでいます。収益性の向上により、今後もさらなる製品開発やサービス強化を行っていく方針です。
新製品「ポケトーク X」について
ポケトークXは据え置き型のAI同時翻訳機で、両面ディスプレイを搭載しています。これにより会話をリアルタイムで翻訳し、両者の対話を自然に行うことが可能です。高感度マイクやスマートセンサーを利用し、プライバシーにも配慮した設計となっています。販売価格は、レンタルプランが月額20,000円、買い切りプランが400,000円を見込んでいます。販売開始は2026年を予定しています。
「ポケトーク mimi 2」とは
「ポケトーク mimi 2」は、音声をリアルタイムで文字に変換し、難聴者とのコミュニケーションを円滑にする携帯型デバイスです。このデバイスはオフライン環境での使用が可能で、幅広い現場での活用が期待されています。料金プランは未定です。
「ポケトーク V」について
会議室専用の「ポケトーク V」は簡単にセットアップでき、既存のディスプレイを利用して同時翻訳を行います。料金プランは月額10,000円から予定されており、非常に使いやすい製品となっています。
今後のポケトーク社の展開に注目が集まります。新たな製品群の導入により、法人や公共領域における収益機会の拡大を目指し、さらなる企業価値の向上に邁進していくことでしょう。