データ管理の新たな選択肢「JPCYBER S3 Drive」
株式会社JPサイバー(東京・千代田区)は、11月28日に最新の「JPCYBER® S3 Drive® V10」をリリースすると発表しました。この製品は、Amazon S3や互換ストレージにスムーズにアクセスできるユーティリティーツールで、特にWindows Server 2025に対応しているため、多くの企業にとって非常に価値のある選択肢となるでしょう。
Windows Server 2025 とは?
Windows Server 2025は、米Microsoftが開発した最新のサーバーオペレーティングシステムであり、2024年11月4日から一般提供が開始されました。この新しいOSには、セキュリティ機能の強化やAI、機械学習への高負荷対応が施されており、企業の情報管理をさらに効率的で安全なものに進化させています。
JPCYBER S3 Driveの特長
「JPCYBER® S3 Drive®」は、純国産のツールで、Amazon S3やWasabiなどのS3バケットをWindowsから直接マウントし、エクスプローラーを通じて安全にファイルへアクセス可能です。これにより、クラウドストレージを従来のファイルサーバーやNASのように利用でき、データ管理が一層便利になります。さらに、VPN機器が不要で、データの隔離や変更不可(イミュータブル)機能も実装されています。これらの機能は、官公庁や大学、医療機関、金融機関などで幅広く評価されている理由です。
主な機能
- - Amazon S3 マウント機能: WindowsエクスプローラーからAmazon S3へ直接アクセス可能。
- - ランサムウェア復元機能: 暗号化されたファイルを特定日時にバックアップした状態に一括復元できます。
- - 以前のバージョンの復元機能: 誤削除や上書きによるファイル消失を過去バージョンから簡単に復元します。
- - 共有リンクの作成機能: 大容量ファイルをエクスプローラーの右クリックで簡単に共有リンクを作成。
これらの機能により、企業のセキュリティ対策が大幅に強化され、安心してデータを管理することができるようになります。
製品エディションと価格
新たに発表された「JPCYBER S3 Drive」には以下のエディションがあります:
- - Professional版: 1年版 9,800円(税抜)
- - Enterprise版: 1年版 23,800円(税抜)
- - Unlimited版: 1年版 68,000円(税抜)
なお、Desktop版はProfessional版に統合され、Server版はEnterprise版に統合される形でラインナップの見直しが行われています。
動作環境について
「JPCYBER S3 Drive」はWindows 10、11、及びWindows Server 2016から2025までの各バージョンに対応しています。動作には.NET Framework 4.7.2以上(推奨は4.8.1)が必要です。また、Amazon S3の他にGoogle Cloud StorageやIBM Cloud Object StorageなどのS3互換ストレージもサポートされています。
JPCYBERの企業理念
株式会社JPサイバーは、サイバー攻撃から重要データを守ることを使命とし、大企業から中小企業に至るまでの顧客が安全にデータを活用できるよう、セキュリティの専門技術を提供しています。これからのデジタル時代における安全なデータ管理を追求するこの取り組みは、ますます重要になってくることでしょう。
この新たな「JPCYBER S3 Drive」は、データを効率的に管理するだけでなく、企業のセキュリティ強化にも役立つ一手となることが期待されています。