書籍用紙の魅力を感じる旅へようこそ
東京都新宿区に位置する「市谷の杜 本と活字館」では、2024年10月19日から2025年2月16日まで特別企画展「ようこそ魅惑の書籍用紙の世界」が開催されます。この企画展は、私たちが普段手にする書籍の裏側に隠された、多様な書籍用紙の世界を紹介するものです。
着目すべきは、印刷用紙の重要な役割です。雑誌や書籍はもちろん、チラシやポスターなどにも使用される印刷用紙ですが、特に書籍用として選ばれる用紙には、目に優しい白さや、しなやかな質感、紙独特の手触りがあります。また、長期保存に適した色あせにくい品質も求められます。これらの要素は、読者が快適に読書を楽しむためには欠かせないものです。
本企画展では、特に文字を重視した文芸やエッセイに適した61種類の書籍用紙を集め、それぞれの特性や魅力を紹介します。訪れる皆さんは、色々な用紙を実際に触ったり、比較してみたりすることで、書籍用紙の奥深い魅力を体感することができます。
展示の詳細
- - 会期: 2024年10月19日(土)~2025年2月16日(日) 10:00~18:00
- - 休館日: 月曜・火曜(年末年始は2024年12月23日~2025年1月7日まで休業)
- - 会場: 市谷の杜 本と活字館 2階展示室(東京都新宿区市谷加賀町1-1-1)
- - 入場料: 無料
この展示は、複数の著名な製紙会社の協力を得て実現しています。参加企業には王子製紙や新生紙パルプ商事株式会社、竹尾をはじめとする数々のメーカーが名を連ねています。それぞれの企業が製造する書籍用紙の特性を理解し、手に取ってみることで、紙の持つ魅力と機能を実感できます。
市谷の杜 本と活字館について
「市谷の杜 本と活字館」は、印刷文化を守るための活動として、活版印刷の現場を再現した施設です。この場所では、昭和初期の印刷機が実際に稼働する様子や、活版職人の仕事を見ることができる“動態展示”が行われています。また、一般の方が参加できる活版印刷のワークショップも実施されており、多くの人々に印刷の楽しさを伝えています。
企画展「ようこそ魅惑の書籍用紙の世界」では、ただ紙を見るだけではなく、実際に触れ、比較し、理解を深めることができる貴重な機会です。 book loversや紙の質感にこだわる方々にとって、ぜひ訪れていただきたい展示となっています。
興味のある方は、ぜひこの機会に「市谷の杜 本と活字館」へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳細は公式ウェブサイト(
市谷の杜 本と活字館)をご確認ください。