光学ガラスリサイクル120周年
株式会社五鈴精工硝子は、2025年に創業120年を迎えます。この記念すべき年には、新たな挑戦として光学ガラスのリサイクルに取り組んでいます。これまでの足跡を振り返ると、当社は1905年に自転車の反射板の製造から始まり、その後、第一次世界大戦に伴う軍服用のガラス釦の製造へと事業を拡大してきました。戦後は、色ガラスの製造技術を活用してガラス碁石を作り、その技術を基に産業用ガラス成型レンズや光学ガラスフィルターへと領域を広げてきました。
先進技術と日常生活への貢献
五鈴精工硝子は長い歴史を持つ老舗企業ですが、常に「技術革新に光をあてる」という理念を掲げ、最先端の技術開発を続けています。私たちの製品は、日常生活の安全を守る防犯カメラや、欠かせないスマートフォンの部品として広く使用され、皆様の暮らしを支えていることを誇りに思っています。
環境への新たな挑戦
120周年を迎えるにあたって、当社は大阪・関西万博で掲げられる「いのち輝く未来社会のデザイン」に貢献できるような取り組みを模索しています。特に、これまで有害物質を使用せず、EUのRoHs指令やREACH規則に従った製品作りを続けてきた実績を生かし、環境問題に取り組む姿勢を一層強化していく決意です。しかし、これまで本格的に取り組むことはできておらず、今後の方向性を模索しています。
廃棄ガラス問題
また、2023年4月から2024年3月にかけて、当社が廃棄したガラスの量はおよそ55トンに達し、これは東京ドーム約1.5杯分にも相当します。このような廃棄ガラスを削減することは、モノづくりの無駄をなくすための重要な課題です。私たちは、この問題に真正面から取り組むために、リサイクルシステムの確立を目指しています。
未来へ向けた可能性
光学ガラスはその透明度の高さや音質の良さから、鏡やおりん、アクセサリーとしてリサイクルされる可能性を秘めています。しかし、この取り組みには多くの設備や人的リソースが求められ、実現にはいくつもの課題を乗り越える必要があります。そのため、120周年を契機に、新たなリサイクル技術の開発に挑戦し続ける所存です。
まとめ
私たち五鈴精工硝子は、これからも「常に一歩先の技術を目指す」という経営理念をもとに、リサイクル技術の革新と環境問題への貢献に努めてまいります。応援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
お問い合わせ先
- - 会社名:株式会社五鈴精工硝子
- - 本社所在地:〒598-0048 大阪府泉佐野市りんくう往来北1-53
- - 電話番号:072-458-6680(営業)
- - 担当部署:営業部
- - ホームページ:五鈴精工硝子