学生の就職面接における「リアル」参加意欲が高まる理由とは
最近の株式会社学情による調査により、学生たちの就職活動における面接参加形式に対する考え方が明らかになりました。調査対象は2026年3月卒業予定の大学生と大学院生で、面接形式に関する多くの意見が集まりました。
調査結果の概要
最終面接において、約8割の学生が「リアル」での参加を希望しているとのことです。一方で「オンライン」を希望するのは1割未満という結果に。学生たちの本音には「リアルのほうが、熱意を伝えられると思う」といった声や、「直接会うことで自身の雰囲気や人柄を知ってもらいたい」との意見が寄せられています。
説明会の参加形式
説明会においても、興味深い結果が出ました。参加希望形式を聞いたところ、29.2%が「リアル」と回答し、さらに22.0%が「どちらかと言えばリアル」とし、合計で半数以上がリアルでの参加を希望しています。「オンラインでの参加を希望する」という回答は、わずか20.1%に留まりました。この背景には、企業の雰囲気や先輩社員との直接の会話を重視する姿勢があるようです。
一次面接の傾向
一次面接でも約半数が「リアル」を選択しました。具体的には、32.4%がリアル希望、16.1%が「どちらかと言えばリアル」と回答。リアルでの面接は、学生が対面でのコミュニケーションに慣れるためにも重要だと感じているようです。
「オンラインは間の取り方が難しい」という意見や、「参加する企業数が多いのでオンラインも活用したい」といった二面性が見られます。
最終面接におけるリアル参加の理由
最終面接では、59.9%が「リアル」とし、さらに17.0%が「どちらかと言えばリアル」と答え、合計で約8割がリアル参加希望となっています。その理由には「役員の方と直接お会いする機会だから」「熱意を伝えるためには対面がベスト」という声が多くあります。学生たちは実際に企業の人と対話することで、より深い理解を得たいと考えているのです。
オンライン面接の評価
一方で、オンライン面接の活用についても一定の支持があります。特に企業数が多い場合には、オンライン面接の利用は有効であるとの意見が多く見られました。オンラインでも効率よく面接を進められる一方で、人間関係の築きが難しい点が不安視されています。
コロナ禍による変化
COVID-19の影響でオンライン面接が急速に普及しましたが、それと同時に「リアル」での接触の重要性も再認識されつつあります。企業選びでのミスマッチを防ぐためには、学生が直接企業を訪れることが必要だとの考え方が広がっています。理由としては、企業の雰囲気を直接感じ取りながら、選択を行いたいという学生のニーズが見えてきます。
株式会社学情について
株式会社学情は、転職・就職活動の支援を行う企業です。20代向け転職サイト「Re就活」やスカウト型就職サイト「あさがくナビ」といったサービスを通じて、学生や若手社会人に多くの選択肢を提供しています。彼らは、今後も若い世代のキャリア形成に寄与するために、ニーズに合わせた情報提供を行っていくことでしょう。