株式会社夕月のブランド戦略を支えるマーケティング調査の成功事例
株式会社夕月は、福島県いわき市に本社を構える食品メーカーです。昭和26年に設立され、板かまぼこや様々な魚肉ねり製品の製造・販売を行っています。同社の主力商品である板かまぼこ「夕月」は、消費者からの信頼を得るために、保存料や合成着色料を使用せず、小麦・卵白・乳アレルギーにも配慮した商品展開をしています。従来の製法とともに、高品質な製品作りに力を注いでいる夕月が、最近、マーケティング支援を行う株式会社ネオマーケティングに依頼した事例をご紹介します。
マーケティング支援の背景と目的
このマーケティング調査の実施背景には、板かまぼこに対する消費者の関心が薄れているという懸念がありました。特に、若い世代の離れが進んでいるという声も多く、夕月ブランドの認知や浸透度の実態把握が急務とされていました。そのため、消費者の実態を整理し、企業の現在の立ち位置を客観的に可視化することを目的として、調査が開始されました。
ネオマーケティングに依頼した理由
夕月の商品企画開発室の高橋浩二様は、以前にもネオマーケティングに調査支援を依頼した経験があり、その質とスピード、コスト面での信頼性がありました。また、調査設計から分析、活用提案までを一貫して行える体制が整っている点も、依頼の決め手となりました。さらに、地域特性や商材に対する理解が高いとの認識も、依頼の背景にありました。
実施内容と調査結果
実施されたのは、生活者アンケート調査によるブランド認知や購買実態、消費実態についての調査です。調査結果として、特に目を引いたのは「夕月」ブランドの認知度が74%に達したということです。この数値は想定を上回るもので、特に40代の子育て世代からの支持が多いことが分かりました。「お手頃でおいしい」との声が多く寄せられ、従来の想定よりも広い世代に支持されていることが明らかとなりました。
また、板かまぼこは、そのまま食べるだけでなく、うどんのトッピングや炒め物、サラダなど、様々な食シーンで活用されていることも確認され、商品開発の新たなヒントとなりました。
調査結果の具体的な活用法
調査結果は、既存商品の改善や新商品の企画・開発に活用されています。社内でのブランドの理解を深め、共通の認識を広めるための基礎データとしても使用されています。また、卸やバイヤーとの商談の際も、客観的な証拠となる資料として活用されており、営業活動の際に説得力を持たせるための支えとなっています。
調査の結果に基づく客観的データは、社内外での意思決定やコミュニケーションの質を高め、「自信を持ったものづくり」を支える重要な要素となっています。夕月は、これからも消費者のニーズを反映した商品展開を続けていくことでしょう。
まとめ
夕月の事例は、適切なマーケティング支援がどれほど企業戦略を強化し、消費者の期待に応えることができるのかを示しています。調査データに基づいた製品開発は、消費者とのより良い関係を築くための鍵となるでしょう。今後の夕月の展開にも注目です。
企業情報
所在地:東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
代表取締役:橋本 光伸
公式ホームページ:
ネオマーケティング
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夕月