シタテルCLOUDによる繊維業界のDX推進に寄与するユーザー会の報告
近年、アパレル業界ではデジタルトランスフォーメーション(DX)が注目されています。特に、シタテル株式会社が提供する「sitateru CLOUD」は、業務の効率化に大きな影響を与えるツールとして、多くの企業で活用されています。しかし、導入の実績があっても、実際の業務にどのように活かし、成果に結びつけるかという課題は依然として多くの企業が直面しています。
ユーザー会の開催概要
2023年、シタテル株式会社(本社:熊本県熊本市、代表取締役CEO:河野秀和)は、sitateru CLOUDを活用する繊維商社のDX推進責任者や現場の担当者17名を招いてユーザー会を開催しました。この会の主な目標は、同ツールの利用を通じて得たノウハウや経験の共有を促進し、より効果的な運用方法を模索することです。
イベントの流れ
今回のユーザー会は、大きく4つのプログラムから成り立っていました:
1. オープニングセッション - 趣旨説明と参加者紹介
2. 各社の活用事例発表 - 具体的な運用状況と成果の共有
3. ディスカッション - 定着化や海外パートナーとの連携について議論
4. 総括&交流 - 参加者同士の名刺交換
事例発表のポイント
各社からは、実際にsitateru CLOUDを導入して得られた成果についての具体的な事例発表がありました。
以下に、特に注目すべき2社の事例を挙げます。
導入初期において、現場ごとの要望を反映させた結果、管理テンプレートが肥大化し、入力漏れや業務の属人化が問題となりました。そこで、テンプレートの集約や業務に必要な最小限の項目に絞り込むことから始め、基幹システムとの連携を図ることで、入力作業の負担を軽減し、データの更新プロセスを自動化しました。
その結果、現場での入力漏れが大幅に減少し、最新の実績データが自動で反映される仕組みが整いました。
一方でB社では、メールや外部チャットツールが乱立し、必要な情報を探す作業に煩わされていました。そこで、外部ツールの利用禁止とsitateru CLOUD上でのやり取りに統一するルールを設けました。また、メールの件名フォーマットを統一し、自動振り分けを活用することで、効率的に情報を管理しました。これにより、海外工場とのやり取りの90%以上をsitateru CLOUDに集約し、確認工数を減らすことに成功しました。
共有された体験からの学び
ユーザー会の参加者は、他社の成功体験だけでなく、実務上の課題や試行錯誤をオープンに共有する貴重な場となりました。多くの参加者は、他社も同様の課題を抱えていることを理解し、自社の現状を客観的に評価できる機会として位置付けました。また、一部からは、継続的に学びを続けたいという声が上がりました。
業務の標準化と今後の目標
現場でのツールの定着には、他ツールの使用禁止といったルールの徹底が効果的であることが指摘されました。そして、負担感を軽減しながら徐々に目標を設定することが重要です。こうした努力を重ねることで、業務が楽になることを実感する状態をつくり、データ基盤の整備につなげることができると強調されました。
まとめ
このように、シタテルは単なるツールの提供に留まらず、業務の運用方法を共に開発し、企業のDX推進に寄与しています。企業が積み上げたデータを基に、AI活用や経営判断の際の情報源として役立てることが期待されており、業界全体のデジタル化がさらに進むことが見込まれます。