エージェント利用の課題
2026-09-08 09:39:11

ITエンジニアの転職、エージェント利用の実態と定着支援の課題について

ITエンジニアの転職エージェント利用実態調査2026



先日、株式会社キッカケクリエイションが実施した「ITエンジニアの転職エージェント利用実態調査2026」の結果が発表され、多くの驚きと今後の課題が浮き彫りになりました。

この調査は、過去3年以内に転職エージェントを利用した経験があるITエンジニア405名を対象に行われました。その結果、エージェントゲートウェイの利点と課題が明らかになりました。

エージェントのバックグラウンドと専門性


調査によれば、担当キャリアアドバイザー(CA)の60.5%が元ITエンジニアであるとのこと。つまり、彼らは業界内部の知識を持ち、スキルや志向性の診断サポートを行っています。68.1%の人々がそのサポートを受けたと回答しており、転職活動中の専門的支援はそれなりに充実していることが確認されました。

早期離職と再利用意向のジレンマ


一方で、エージェント経由で入社したITエンジニアの63%が「1年以内に離職」する結果が報告されています。この数字は、エージェントの支援が入社後の定着につながっていないことを示唆しています。入社後の問題を解決するための構造的なギャップが存在するようです。

それにもかかわらず、同じエージェントを再利用したいと考える割合は79.3%、同じ担当CAを指名したいと考える人は73.8%に上ります。このような高い再利用意向の背景には、エージェントへの信頼感や、元エンジニアならではの理解が影響していると考えられます。

応募企業数と通過率の実態


調査では、転職活動において応募した企業数が6〜10社(26.9%)で最も多かった一方、書類選考の通過率に関するデータも示されました。選考を通過した割合が20%以下であった人も多いことから、全体の状況が厳しいことを示しています。

サポートの頻度と入社後のフォロー


入社後のフォローについても注目が集まります。37.9%の人々が「2〜3ヶ月に1回程度のフォロー」を受けていると答えていますが、この頻度を増やすことが定着率を向上させる鍵であるかもしれません。

まとめ


ITエンジニアの転職活動を支援するためのエージェントの役割は、マッチング精度を高めることだけでなく、入社後の定着支援へと広がりつつあることが今回の調査から伺えます。元エンジニアの知識に基づいた適切なサポートという強みを生かしつつ、入社後のフォロー体制を見直すことが求められています。今後、エージェント業界にはさらなる進化が期待されるでしょう。


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