株式会社アルダグラム、特許取得で現場DXサービスを強化
株式会社アルダグラム(本社:東京都港区、代表取締役:長濱光)が提供する現場DXサービス「KANNA(カンナ)」が、デジタル帳票アプリ「KANNAレポート」において特許を取得しました。このニュースは、建設業や製造業などのノンデスクワーク業界の生産性向上に一役買うものとして注目を集めています。
業界の課題を解決する
digitalizationと業務効率化は、今日のノンデスクワーク業界が直面する最も重要な課題です。特に、高齢化や労働人口の減少に伴い、多くの企業が就業者の不足と長時間労働に悩まされています。この状況から脱却するために、アナログ業務のデジタル化が求められています。
用紙業務による非効率さ、具体的には紙の帳票の作成や管理にかかる時間が、生産性向上の大きな障害となっています。例えば、エクセルでの帳票作成から印刷、現場での記入、再入力といった手間が、その一例です。こうした課題を解決するために、アルダグラムは「KANNAレポート」を2023年11月15日にリリースしました。このアプリは、Excelの帳票をデジタル化し、手軽に入力・出力を可能にします。
特許取得の背景
今回特許が取得されたのは、「KANNAレポート」の独自の設計を反映したもので、それにより操作が簡単で自由なレイアウトでの帳票作成が実現されました。開発責任者である小幡洋介氏は、「お客様が日常で使用しているExcelをそのまま取り込めることが、デジタルツール導入の障壁を取り除く」と語ります。実際に導入したお客様からも高い評価を得ており、今後の展開が期待されています。
特許の詳細
特許の名称は「帳票作成支援システム」で、発明の新規性と実用性が評価されています。特許番号は第7561464号で、特許出願日は令和5年12月22日、登録日は令和6年9月26日です。これにより、アルダグラムは技術革新を通じて現場のデジタル化と生産性向上をさらに推進することが可能となります。
「KANNA」の特徴と展望
「KANNA」は、建設業や不動産業、製造業など広範なユーザー層をターゲットにした現場DXサービスです。Appストアでの評価は4.3点と高評価を得ており、これからもITに慣れていない人々にも優しい設計が特徴です。
今後も「KANNA」シリーズは進化を続け、新たなサービスの提供が期待されています。2019年の設立以来、国内外50,000社以上で利用されており、タイやベトナムなど世界70ヵ国以上に展開されています。多言語対応も進められており、ますます多様なニーズに応える企業へと成長しています。
まとめ
アルダグラムの「KANNA」は、現場DXサービスの重要な一環として、今後も進化を続けていくことが期待されています。特許取得を契機に、より多くの企業がこのデジタルツールを導入し、業務の効率化と生産性向上を図ることが容易になるでしょう。