南陽市が旧ハイジアパーク南陽の活用事業者を募集
南陽市では、地域資源の再活用を目指し、旧ハイジアパーク南陽の利活用に関する事業者を募集しています。この取り組みは、かつての温泉保養施設を新たに生まれ変わらせるための一歩であり、地域の発展を後押しするものです。
旧ハイジアパーク南陽は、1992年に温泉保養施設として開業しましたが、収益の低迷や新型コロナウイルスの影響による来場者の激減に伴い、2021年3月に閉館しました。その後、南陽市は施設の継続的な運営を模索し、民間事業者への譲渡を検討。しかし、様々な社会情勢の変化やアスベストの発見により契約が解除され、施設は市に返還されました。
現在、市は旧ハイジアパーク南陽の活用方法について、新たなビジョンを描いています。副市長を中心とするプロジェクト会議を設置し、2024年8月には市内事業者を対象とした意向調査を実施。その結果を踏まえ、1月15日まで全国からの事業提案を募集することとなりました。興味のある事業者には自由な使用用途での提案を期待しており、創造力あふれるアイデアを求めています。
旧ハイジアパーク南陽の概要
施設は、土地面積119,966.22㎡、鉄筋コンクリート造の2階建てで、延床面積は4,800.03㎡を誇ります。総事業費は41億7,000万円で、地域にとって非常に重要な資産です。事業提案内容に応じて必要な修繕費の支援を検討しており、売買の他に、必要に応じて貸与も可能です。
事業者の方々は、ぜひこのチャンスを利用し、地域活性化につながる事業を創造してください。興味がある方は、商工観光課の観光ブランド係までお問い合わせを。新しい使い方やビジョンを持った提案が、旧ハイジアパーク南陽の未来を切り拓くきっかけとなることを期待しています。
このような取り組みが地域の魅力を再発見し、再生させる第一歩となることでしょう。南陽市が誇るこの施設の新しい可能性にご期待ください。