象印マホービン、韓国に新たな販売子会社を設立
象印マホービン株式会社は2025年10月1日、大韓民国ソウルに新たに100%出資の販売子会社「Zojirushi Korea Corporation」を設立することを発表しました。この動きは、韓国市場における販売とマーケティングの強化、さらにアフターサービスの充実を目指しています。
新設の背景と目的
2023年12月にはすでに韓国で支店を開設しており、ステンレスボトルやスープジャーを中心に約13億円(2024年度実績)の売上を計上しています。今回の子会社設立は、さらなる売上向上を狙った戦略的な一歩です。象印は2030年度には売上を36億円に増加させることを目指しています。
新会社の設立により、商品投入や流通チャネルの強化が期待されており、韓国の消費者により多くの製品を提供する準備が進められるでしょう。
子会社の概要
「Zojirushi Korea Corporation」の設立に関する基本情報は以下の通りです:
- - 所在地:大韓民国ソウル市内
- - 代表者:金榮東(Kim Youngdong)氏
- - 会社設立日:2025年10月1日
- - 営業開始日:2026年4月(予定)
- - 事業内容:象印製品の販売
- - 資本金:20億ウォン(約2億2千万円)
- - 出資比率:象印マホービン株式会社100%
この新会社は、韓国における象印のブランド力を強化し、顧客に対して更なる利便性を提供することを目的としています。
未来の展望
象印マホービンは、韓国市場における販売を通じて得たデータやフィードバックを基に、製品開発やサービス向上につなげる方針を掲げています。また、新たな商品投入を検討することで、現地のニーズに応じた商品ラインナップの充実も図る予定です。
設立した販売子会社の影響については、2025年11月期の連結業績や財務状況において軽微な影響が予想されていますが、その成長可能性は大きいと考えられています。
象印マホービンは今回の事業展開を通じて、韓国市場での存在感をますます高め、新たな顧客層の獲得に向けた戦略を強化していくでしょう。 今後の展開に目が離せません。