GVE株式会社と「multibook」の導入
法定通貨の即時決済システムを提供するGVE株式会社(以下、GVE)が日本初のアルバニア共和国の直接子会社において、会計システム「multibook」を導入しました。この取り組みは、GVEがグローバル規模での事業展開を目指す中、一層の経理業務の効率化を図る重要なステップとなります。日本本社では「マネーフォワード クラウド」を採用する一方で、海外の拠点では「multibook」を使用して、連結決算の迅速化を図ります。
GVEのビジョン
GVEは、スマートフォンによる地球規模の決済を可能にするという先進的なビジョンを持ち、中央銀行によるデジタル通貨の基盤となるプラットフォーム「GVEコア」の開発を行っています。途上国における事業展開を中心に、現金を用いない世界の実現を目指しており、そのための技術開発はアメリカ、シンガポール、日本での特許取得にも裏付けられています。これにより、GVEはサイバー攻撃からの保護に対する先進的な技術力が評価され、世界的な注目を集めています。
アルバニア共和国における経済的な背景
GVEがアルバニア共和国に進出する意義は、同国が抱える経済的な課題を解決する一助となることです。同国は1990年まで国を閉ざしており、経済基盤の持続的な成長に大きな課題を持っています。GVEは、最先端のデジタル通貨のプラットフォームを構築し、アルバニア経済の発展を支援することを目指しています。
「multibook」の採用理由
特に、今回導入された「multibook」は、国際的なビジネス展開においてGVEが重視する要素を兼ね備えています。以下の3点が、GVEが「multibook」を選定した主な理由です。
1.
グローバルな対応能力: 「multibook」は12言語に対応しており、各国の現地法要件に準拠したシステム設計が強みです。これにより、多様な文化的背景を持つスタッフが効率的に業務を行える環境が整います。
2.
コストパフォーマンス: 立ち上がり期の企業にとって、導入コストが抑えられることは非常に重要です。「multibook」はその適正価格が高く評価されており、初期の経済的負担を軽減しつつ、高機能なERPシステムを採用できるというメリットがあります。
3.
連結決算の利便性: GVEは、日本本社の「マネーフォワード クラウド」と「multibook」の連携を企図しています。これにより、各拠点からのデータをリアルタイムに集約・分析し、経営判断の迅速化を期待できます。
今後の展望
GVEは、「multibook」を活用し、子会社との連結決算体制を整え、経理業務の合理化を進めていきます。また、バックオフィス機能の強化を通じて、東南ヨーロッパ・バルカン諸国における活動を拡大すると共に、グローバルな事業展開を目指します。欲張りで段階的な進行が期待される中、世界のGDPトップ30カ国向けに、セキュリティ関連の特許出願を進めており、これが承認されることでさらなるビジネスチャンスを広げる計画です。先進的な「multibook」とともに、GVEは新しい時代の経営管理体制を確立していくでしょう。
グローバルクラウドERP「multibook」について
「multibook」は、迅速な導入と処理が可能な海外拠点向けのクラウドERPシステムです。12の対応言語を備え、多通貨および複数帳簿が利用できます。製造業や商社、飲食業、建設業など多岐にわたる業種で採用され、33か国以上で500社を超える実績があります。主な機能としては、会計、ロジスティクス、固定資産管理、IFRSリース資産管理などがあり、企業の経営を力強くサポートします。