岡山大学との共同研究が目指す3次元データ活用によるインフラ管理技術

岡山大学との共同研究が切り拓く新たなインフラ管理



アイサンテクノロジー株式会社は、国立大学法人岡山大学大学院環境生命科学研究科の西山哲教授と手を組み、令和7年5月から令和8年3月31日までの約1年間にわたり、3次元データを活用したインフラ維持管理技術の研究開発に取り組むことを明らかにしました。この共同研究は、インフラストラクチャーの持続的な管理を実現するための重要なステップとして、多くの期待が寄せられています。

3次元レーザ点群データの活用



西山教授は、長年にわたり3次元レーザ点群データを用いたインフラ構造物の維持管理手法に関する研究を行ってきた敏腕の研究者です。今回の共同研究では、モービルマッピングシステム(MMS)のさらなる活用推進が重要なテーマとなっています。MMSは、高精度な3次元データを収集できる技術であり、これを利用することでインフラの維持管理がより効率的に行えるとされています。

社会インフラの持続的な維持管理を目指す



アイサンテクノロジーと岡山大学が共同で進める研究の目的は、3次元情報を駆使することで、持続可能な社会インフラの維持管理に寄与する新技術の開発です。従来の方法に比べて、より精緻なデータの分析が可能となるため、当研究によりインフラの状態把握が格段に向上すると期待されています。

国土交通省との連携による研究開発



本プロジェクトは、国土交通省国土技術政策総合研究所が進めるプロジェクトとの連携が大きな要素として挙げられます。「DXデータセンターにおける3次元データ利用環境の官民連携整備に関する共同研究」のノウハウを活用し、受発注者間でのシームレスなデータ利活用を視野に入れた取り組みが計画されています。

このような取り組みを通じて、インフラ分野におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)推進と、さらにその先のイノベーション創出に向けた支援も行われます。アイサンテクノロジーは、3次元地理空間データの社会実装に注力することで、今後もインフラ維持管理の技術革新を進めていくのです。

さらなる可能性を拓く



この共同研究の成果によって、インフラ管理における新たな標準が確立されることでしょう。3次元データを適切に活用できる技術の確立は、全国的なインフラの品質向上に寄与し、公共の安全性を高める一助となることが期待されています。アイサンテクノロジーは、今後もこの領域での研究を推進し、未来のインフラ管理に貢献する企業としての地位を確立していくでしょう。

会社情報

会社名
アイサンテクノロジー株式会社
住所
愛知県名古屋市中区錦3-7-14ATビル
電話番号
052-950-7500

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