災害時のSNS活用法を学ぶシンポジウムが仙台で開催

防災とインターネット・SNSシンポジウム

2024年9月8日、仙台において、アディッシュ株式会社とその子会社が主催するシンポジウムが行われる。このイベントは、「防災とインターネット・SNS ～災害時の情報発信・情報収集を考える～」というテーマのもと、インターネットとSNSを活用した効果的な情報発信に焦点をあてる。

開催の背景

インターネットやSNSが普及する中で、我々は簡単に情報を発信できるようになった。しかし、その一方で、情報の正確性や信憑性が問題視されるケースも増えている。特に災害が発生した際には、正しい情報を迅速に伝えることが生死を分ける重要な要素となる。このシンポジウムは、児童生徒が情報を発信し受信する立場から、どのように偽情報や誤情報に向き合うべきかを考える機会を提供することを目的としている。

今回のテーマは「防災」であり、参加者はショート動画を作成するワークショップを通じて、防災意識向上のためにSNSをどのように活用できるかを探る予定だ。これにより、情報を受け取る能力や発信する責任感を育てることを目指す。

シンポジウムの内容

開催日時・場所

- 日時: 2024年9月8日（日）14時00分～16時30分
- 形式: オフライン（エル・ソーラ仙台大研修室）およびオンライン（Zoom）
- 参加費: 無料
- 参加申込締切: 2024年9月6日（金）17時00分

プログラム概要

シンポジウムは以下の内容で構成されている：

- 基調講演: メディア関係者の安藤歩美氏による、情報発信の信憑性に関する講演。
- 対談: 宮城県の防災担当者との公開インタビューを通じて、地域の防災についての知識を深める。
- ワークショップ: グループでのショート動画制作を通じて、防災意識の普及に挑戦。

特にワークショップでは、参加者が自ら考えた防災意識向上のためのコンテンツを制作し、最終的には「仙台防災フォーラム」で発表を行う予定で、参加者の発信力を引き出す貴重な機会となる。

対象者

このイベントは、小学生、中学生、高校生、保護者、教育関係者を対象としており、広く参加を呼びかけている。参加希望者は、事前に申し込みを行う必要がある。

最後に

このシンポジウムは、文部科学省委託事業「令和6年度青少年を取り巻く有害環境対策の推進」の一環として開催され、地域の安全に向けた意識改革を促進することが期待されている。情報社会に生きる現代の若者たちが、正しい情報発信の重要性を理解し、より良い防災対策を身につける一助となるだろう。参加者はぜひこの機会を活かして、SNSを通じた防災に関する理解を深めてほしい。