株式会社アンドパッドは、住宅・不動産業界に特化したマーケティングオートメーションツール「Digima」を運営する株式会社コンベックスと、システム連携を開始しました。この連携は、アンドパッドのクラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」およびDigimaの両者が提供するサービスの向上を目指しています。
近年、日本の新設住宅着工戸数は減少傾向にあり、住宅企業は集客に苦悩しています。展示場やイベントへの来場を増やすためのコストが増大し、営業活動の成果を最大化するために、MAツールの導入が急務となっています。従来、資料請求があった際に実際に来場につながることが少なく、また、営業担当者によるフォロー不足が潜在顧客を休眠状態に陥れる原因となっています。
このような背景を受け、アンドパッドは2024年4月30日にコンベックスとの株式譲渡契約を締結し、グループ会社とすることで、共同でこの問題に立ち向かう姿勢を示しました。このシステム連携により、顧客の反響から来場、受注、施工、アフター管理までの一元管理が可能となり、さまざまな情報を集約して簡単に扱えるようになります。
具体的には、顧客情報が「Digima」に登録されることで、実際の来場状況や受注状況が「ANDPAD」にリアルタイムで反映されます。これにより、二重入力の手間が削減され、営業チームは顧客に関する情報を迅速に把握し、的確なアプローチが行えるようになります。また、顧客の興味に応じたマーケティング活動が可能になり、営業の生産性向上が期待されます。
さらに、両者のデータ基盤が連携することで、マーケティングや営業に関する詳細な分析が行え、次の戦略を練るための貴重なインサイトを得ることができます。顧客の嗜好や行動パターンに基づいたアプローチを行うことで、より高い受注率を目指すことができるでしょう。
また、アンドパッドのカスタマーサポートは、Digimaの運用サポートも行い、顧客が一貫したサポートを受けられる体制が整いました。これにより、営業チームは各々のツールに対する理解を深め、施策をより効果的に実行できるようになります。
この新たな連携の開始は、両社にとって大きなステップであり、住宅業界全体にもポジティブな影響をもたらすことでしょう。インターネットの普及に伴い、営業やマーケティング手法も進化を続けていますが、ANDPADとDigimaの連携は、今後の住宅業界におけるビジネスモデルを変革する可能性を秘めています。
利用者にとっては、この機能をそのまま利用できる機会もあります。アンドパッドでは、連携やサポートに興味がある方に向けて情報提供を行っています。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。さらに、ANDPADとDigimaの連携ポイントや効果的な活用方法に関するホワイトペーパーを用意していますので、興味がある方はダウンロードしてみることをお勧めします。
アンドパッドは、今後もこの連携を進化させ、利用企業の成長を全力でサポートしていく方針です。住宅・不動産業界における新たな道筋を切り開くこの取り組みが、業界全体の発展につながることを期待しています。