社会実験コミュニティ「DICT」のメンバーである橋本渉が、法政大学経営大学院イノベーション・マネジメント研究科における経営学修士(MBA)学位審査で優秀プロジェクト賞を獲得しました。この受賞は、Web3.0とDAO(分散型自律組織)を活用した新たな価値創造を目的とした社会実験の結果として、多くの注目を集めています。
DICTと法政大学院
「DICT」は、2022年に山本晋也が創設したコミュニティで、デザイン、イノベーション、共創、テクノロジーを融合させています。法政大学経営大学院では、従来の論文に代わり、「プロジェクト・メソッド」を用いた審査を行っており、実現可能なビジネスプランやリサーチペーパーの作成に取り組む学生が多くいます。この方法は、学生が実践的な知識を学び、ビジネスの現場で活用できる力を養うために設計されています。
橋本渉は、法政大学院の中小企業診断士登録養成課程の社会人学生でもあり、今回の受賞対象となったプロジェクトで「スポーツ・コミュニティの持続可能性向上に関する研究」についての成果を発表しました。特に内発的動機としての「情熱」と「共感」を軸にした好循環モデルの探求が特徴的です。
橋本渉の研究内容
橋本の研究課題は、「内発的動機の『情熱』と『共感』を源泉とする好循環モデルの探求」であり、彼は様々なスポーツ・コミュニティにおける質的調査を通じて、持続可能な運営手法に関する新たな知見を得ました。コミュニティの活力を保つためには、メンバーの心理的結合や情熱が重要であることが示され、これを支える開放的で自律的な運営が「上昇スパイラル」を生むことが証明されました。
研究の意義と今後の展開
この結果から、組織の運営者はメンバーの情熱を高める環境の整備に注力すべきだと提言しており、これは他のコミュニティや企業においても参考になるモデルと言えるでしょう。
橋本は、自身が透析患者であるという経験を重ねて、このプロジェクトに対する思いやバックグラウンドを持ち込んでいます。彼にとって、スポーツは単なる活動だけでなく、人生の意義を見出す重要な要素となっています。また、AIを活用した質的分析手法の研究を進め、現実のコミュニティにおける課題解決に貢献したいと考えています。
DICTのビジョン
社会実験コミュニティ「DICT」は今後も、国内外の多様な活動を通じて革新的なビジネスを生み出し、より多様な形での共創を促進させることを目指しています。橋本の成功は、その一環としての意味づけを持ち、他のメンバーにも良い刺激となることでしょう。共創イノベーションの場として、引き続き注目が必要です。