WinActor最新バージョンVer.7.6.0の詳細
NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)が、RPAツールWinActor®の最新バージョンであるVer.7.6.0を2025年7月17日に発売予定です。この新バージョンでは、生成AIとの連携機能を大幅に強化し、業務の自動化・効率化を更に推進しています。
生成AIとの連携強化
WinActor Ver.7.6.0において特筆すべきは、生成AIを用いた業務自動化フローの作成が可能になった点です。これにより、以下の新機能が追加されました:
1.
画像認識AIとの連携
新たに画像認識AIとの連携が導入され、生成AIから指示を受けた後、画像から得られるデータの理解や抽出が可能になります。これにより、非定型業務の自動化が実現します。
2.
対話によるシナリオ作成機能
初心者でも生成AIとの対話を通じて簡単にシナリオを作成できる機能が搭載され、業務の自動化ハードルを低くしています。
3.
シナリオの品質向上
複数のシナリオの差分を視覚的に判別できる機能や、フォーマットチェック機能により、シナリオ作成に伴う見落としや間違いを防ぐことが可能になります。
これらの機能により、WinActorは単純な定型業務だけでなく、状況に応じた判断が必要な非定型業務の自動化においても、より現場のニーズに応じた活用が進められます。
販売情報と価格
WinActor Ver.7.6.0の販売は2025年7月17日を予定しており、以下の価格帯が設定されています:
- フル機能版:1,098,680円(税込)
- 実行版:300,080円(税込)
- フル機能版:オープン価格
- 実行版:オープン価格
- 管理実行版:オープン価格
このように、WinActorはさまざまなニーズに応じた柔軟なライセンス形態を提供しています。
WinActorの歴史と今後
WinActorは、2010年にNTTアクセスサービスシステム研究所で開発された技術であり、その後2014年に製品化されました。日本企業の現場にフィットするよう、プログラミングスキルがなくても利用できる操作性を備えており、多くの企業に導入されています。
2025年3月末には導入社数が8,500社を突破し、昨年には販売開始10周年を迎えました。WinActorは、現場のニーズを踏まえた自動化を推進するため、今後も多様化するお客様のニーズに応じて進化していくことでしょう。
今後、NTT-ATは、業務プロセスの変革を支援し、企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進していくを目的に、あらゆる業種においてWinActorを活用した自動化の可能性を探り続けます。
日本の企業に必要なAX(AIトランスフォーメーション)やDXに貢献するWinActorの今後の発展に、注目が集まります。