緑化活動がもたらす効果
2024-08-19 15:20:56

大和ハウス、在来種を活用した緑化活動で生物多様性の保全効果を3倍に向上

環境への貢献を目指す大和ハウスの取り組み



大和ハウス工業株式会社は、全社を挙げて進める在来種を用いた緑化活動において、実施しなかった場合と比べて生物多様性保全効果が約3倍であることを確認しました。この成果は、都市部での緑化が生態系にとって有益であることを示しています。

Challenge ZERO 2055の確立



同社は、2055年の創業100周年に向けた長期的な環境ビジョン「Challenge ZERO 2055」を掲げ、持続可能な社会の実現を進めています。2022年度には「エンドレスグリーン プログラム 2026」を策定し、生物多様性の保護に注力してきました。特に、「ネイチャーポジティブ」を志向し、グループの共通コンセプトである「みどりをつなごう!」を基に、50%以上の在来種を採用する緑化活動を推進しています。

確認された3倍の効果



具体的には、2022年4月から2024年3月の期間に、首都圏で286の物件を対象に在来種を用いた緑化を実施しました。その結果、生物多様性保全優先度の高い地域において、緑化しなかった場合と比べて捕捉率や再生効果においても3倍以上の効果が見込まれることが明らかとなりました。特に、「プレミスト昭島モリパークレジデンス」では、在来種の使用が再生効果を23倍に向上させることが確認されました。

新たな目標に向けて



今後も同社は2030年までに200万㎡以上の緑被地創出を目指し、持続可能な開発を進める意向です。また、自然資本や生物多様性に関する国際的な枠組みに則り、これらの取り組みを通じて企業としての貢献を測定し、透明性を持たせる考えです。具体的には、2024年にはTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への参加も予定しており、環境保護への責任を果たす姿勢を示しています。

結論



大和ハウスが展開する在来種を活用した緑化活動は、目的達成に向けた確かな成果を上げており、今後の生物多様性保全へのアプローチにおいて注目が集まります。これにより、持続可能な未来を築くための重要なステップとして、他の企業にとっても参考となることでしょう。


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会社情報

会社名
大和ハウス工業株式会社
住所
大阪府大阪市北区梅田3-3-5
電話番号
06-6346-2111

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