20周年を迎え、建築アワード『モダンリビング大賞』が盛況を博しました
ラグジュアリー住宅誌『モダンリビング』が主催する建築アワード「モダンリビング大賞」が第20回を迎え、2024年12月4日に東京ミッドタウンで授賞式が行われました。本アワードは、日本国内での優れた住宅作品を表彰するもので、2005年からスタートし、多くの才能ある建築家やデザイナーに光を当ててきました。
優れた住宅建築とインテリアデザイン
今年のアワードでは、特別賞として20周年記念賞も設けられ、受賞作品の数々が話題を呼びました。毎年、モダンリビング誌に掲載される作品の中から選出された12作品の中から、読者による投票で決まった6作品が「モダンリビング大賞・ベスト6賞」を受賞しました。
振り返れば、特に印象的であったのは「森を育む丘の家」。この作品は、建築家の木藤美和子氏と岡田周也氏によってデザインされ、大自然と融合した素晴らしい住空間を提供しています。芝生で覆われた屋根と、緑のスロープが特徴的で、外部環境との調和を計りつつ、住み手に開放感を与える設計は、まさに評価に値します。
受賞一覧と特徴的な作品
モダンリビング大賞
- - 物件名: 森を育む丘の家
- - 建築家: 木藤美和子+岡田周也(OKDO)
ベスト6賞
1. 森を育む丘の家
2. 庭園緑地の邸宅(早坂直貴・五十嵐悠介)
3. DANSK MØBEL HUS(石橋清志・砂原啓三)
4. House with Noh Theater(中村拓志)
5. 京都Studio A(行正り香)
6. 新宿区の家(狛 亜津紗)
アンダー40賞
- - 物件名: YOKOHAMA RESIDENCE
- - デザイナー: 照井洋平+湯山 皓(I IN)
スタイリング・デザイン賞
- - ゴールドプライズ: 都市に宿る巣箱(荒木康裕・マルイユ英里)
- - シルバープライズ: 温もりと光が織りなすくつろぎの暮らし(神崎恭子)
特別賞
- - 20回記念 グランプリ: 照葉の家(中村拓志)
- - 20回記念『豪邸、拝見!』特別賞: 森山善之
授賞式の実施概要
授賞式は、2024年12月4日(水)19:00から21:00まで、東京ミッドタウンホール&カンファレンスで行われました。参加者は、業界の著名なプロフェッショナルや建築家、デザイナーたちで多彩な顔ぶれが揃いました。
ラグジュアリー住宅誌『モダンリビング』の役割
『モダンリビング』は、1951年に創刊されてから70年以上にわたり、住宅やインテリアに関する情報を提供してきました。美しいビジュアルとともに読者に役立つアドバイスを届けることにより、一般読者だけでなくプロフェッショナルからも高く評価されています。最近では、デジタルメディアを活用し、広範なビジネス展開を進めています。
このように、『モダンリビング大賞』は単なる建築アワードにとどまらず、建築文化を発展させるための重要なイベントとして、今後も注目され続けることでしょう。競争がますます激化する中で、次世代の建築家やデザイナーの登場が待たれます。