石垣島のレストラン「BATIDA」が始動した音楽プロジェクト
石垣島・真栄里にあるレストラン、BATIDA(バティーダ)が新たに始めた音楽プロジェクト「BATIDA SOUND」。このプロジェクトは、料理や空間と同様に「音」を大切にし、島で過ごす時間をより豊かにするための工夫から誕生しました。
「BATIDA SOUND」の誕生背景
BATIDAは「食と時間の調和」をテーマに、島の新鮮な素材を用いた料理を提供するレストランです。店名の「BATIDA」はポルトガル語で“拍子”や“リズム”を意味しており、自然と人、食と空間が共鳴するような体験を目指しています。自然が織りなす風景や、ゆっくりとした時間が流れるこの場所から、食事を楽しむだけでなく、五感全体で島のリズムを感じることができるようにと思索されています。
「BATIDA SOUND」は、島の風景や季節の香りを音楽に変換し、メニューとともに提供するプロジェクトで、リスナーが石垣島の魅力を音楽を通して感じることができることを目指しています。音楽が心の奥にある感覚を呼び覚まし、料理が味覚を刺激するように、三つの要素—食、空間、音が重なり合うことで、新しい「島の体験」が生まれるのです。
オリジナルアルバム「Amber」のリリース
プロジェクトの第一弾として、秋のメニュー変更に合わせたオリジナル・サウンドアルバム「Amber」がリリースされました。この作品は、島の光や湿度、季節の移り変わりをテーマにしたインストゥルメンタルで、西原健一郎氏が率いるアンプライベート株式会社(UNPRIVATE Co,Ltd.)がサウンドデザインを担当しています。
「Amber」は、柔らかな夕陽、遠くでさざめく波音、静かに感じられる風の音など、石垣島の自然が一つの音楽に結晶した作品です。聴く人に穏やかな余韻をもたらし、まるでその場にいるかのような体験を提供します。各種配信サービスで聴くことが可能で、そのリンクは
こちらです。
今後の展開:四季ごとの新作に期待
「BATIDA SOUND」では、今後も四季の変化や様々な自然の景色に応じた新作を制作していく予定です。レストランでの食事体験と連動しながら、「音で感じる島時間」を全世界に発信していくという意気込みが感じられます。これにより、地域の特性を活かした新しい文化の共有が進むことでしょう。
食と音楽が融合することで、来訪者はより一層豊かな体験を得ることができるBATIDAの試み。これからも彼らの新しい挑戦から目が離せません。