EC事業者の不正対策
2025-01-30 15:55:30

EC事業者の不正利用対策実施率77.8%!2025年義務化に向けた動向とは

EC事業者の不正利用対策の現状と今後の展望



近年、EC事業者における不正利用対策が急速に進んでいます。特に2024年の最新レポートによると、不正対策を実施しているEC事業者は全体の77.8%に達し、年商10億円以上の企業においては81.8%という高い数字が記録されています。このような状況は、急増する情報漏洩事件や不正利用の手口が巧妙化している現代の情勢に深く関連しています。

不正利用対策の実施状況



EC事業者が実施している不正利用対策の中で、最も多くが採用しているのが「EMV 3-Dセキュア」です。具体的には、62.1%の事業者がこのセキュリティ手法を導入しています。2025年3月からはこのセキュリティが義務化されるため、さらに利用が加速することが予想されます。ただし、最近の不正手口の多様化に応じて、行動分析を活用した不正検知システムとの併用も重要になります。実際に、併用率は前年と比較して9ポイントも増加し、37.6%に達しています。

警察の役割と新たな脆弱性



2024年5月以降に発表されたカード情報流出事件の約半数が、警察の捜査によって発覚していることも注目に値します。以前はカード会社からの通報が一般的でしたが、警察による発見が増加しており、特に「Water Pamola」と呼ばれるオンラインスキミング攻撃に関連する事例が多いとされています。これらの攻撃は、長期間にわたって被害に気づかれないままだった可能性が高く、ますます巧妙になっています。

不正利用の実態



また、「キャッシュレスセキュリティレポート」によれば、ECサイトにおける不正利用の傾向も明らかになっています。特に、クレジットカードの不正利用被害が拡大している中、企業はこの対策を真剣に考える必要があります。レポートでは、業種別の不正利用状況や、国内のカード発行会社(イシュア)のDMARC設定状況なども詳しく記載されています。これにより、自社の被害が他社と比べてどの程度なのか、また最新の不正手口についての理解を深めることができます。

今後の展開



このような背景を受けて、株式会社リンクやかっこ株式会社が提供するセキュリティ関連のサービスが一層注目されています。株式会社リンクは、広く普及しているクラウドサービスやコールセンターシステムを通じて、安全なネット環境を構築する取り組みを進めています。かっこ株式会社も、不正検知サービスの導入実績がNo.1であり、オンライン取引におけるリスクを軽減するための努力をしています。

今後も、EC事業者は絶えず進化する不正利用の手口に対抗するための新たな技術や方法を模索し続ける必要があります。特に2025年の義務化に向けて、各事業者は対策を強化し、適切な情報セキュリティを確保していくことが求められます。これからも、常に最新情報をチェックし、不正対策に関するノウハウを強化することが、企業の安定した運営に必須です。


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会社情報

会社名
株式会社リンク
住所
東京都港区北青山2-14-4アーガイル青山 14階
電話番号
03-5785-2255

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