テラドローン、米国での屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の販売契約を締結

テラドローン株式会社は、米国のドローン販売代理店であるRMUSとの間で、自社開発の屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の販売契約を新たに結びました。この契約により、米国及びカナダ市場における「Terra Xross 1」の販売拡大を一層進めることを目指しています。

屋内点検におけるドローンの活用は、危険な作業を人手から離し、作業時間の大幅短縮とコストの効率化に貢献します。テラドローンが提供する「Terra Xross 1」は、屋内での安定した飛行性能を持ち、競合他社製品と比較しても約三分の一の価格で提供されることが特色です。

RMUSは、北米のドローンプロバイダーの中で実績を持ち、これまでに400社以上の企业に6000台以上のドローンを供給してきました。エネルギー、製造業、鉱業などのリスクの高い業界での取引実績が豊富であり、有名企業や官公庁のドローン導入も支援しています。

今後は、テラドローンとRMUSが共同で「Terra Xross 1」の販売促進に取り組み、コストの高さや不安定な飛行性能などの障壁があった顧客へのアプローチを強化していく考えです。また、顧客サポートの充実化にも努め、より良いサービスを提供していく予定です。

この契約について、テラドローンの代表取締役社長・徳重徹氏は、「RMUSとの戦略的パートナーシップが築けたことで、米国およびカナダ市場での販売戦略がより明確になりました。現地サポートを強化し、顧客の多様なニーズに応えるソリューションを提供していく」とコメントしました。

一方で、RMUSの社長であるJ.T.フォン・ルーネン氏は、「屋内点検市場でのドローン普及において、コストが大きな壁となっており、Terra Xross 1は市場のニーズに合致した製品であると信じています」と述べており、期待感を寄せています。

企業背景

RMUS（Rocky Mountain Unmanned Solutions）は、2014年にセットされた北米の無人システムプロバイダーで、顧客ニーズに応じた機体を提供し、教育プログラムや技術支援も行っています。これまでの実績として、石油・ガス、製造業、発電、製薬業界において数百件のドローン導入を手掛けてきました。

テラドローンは、'Unlock “X” Dimensions' というビジョンの下、ドローンソリューションの提供を推進しています。測量、点検、農業、運航管理の分野で3000を超える実績を持ち、世界のランキングでもTOP3に入る企業です。

両社が手を組むこの取り組みは、屋内点検市場において新たな流れを生む可能性を秘めています。テラドローンの「Terra Xross 1」が、どのように業界に影響を与えていくのか、今後の展開が注目されます。