宿泊施設向けITソリューションの展開を担うトリプラ株式会社が、技術力とプロダクト開発を強化するために新たなリーダーシップ体制を発表しました。新しく最高技術責任者(CTO)に Hakim Mouslih、プロダクト統括本部長(VPoP)には Aude Morasが就任します。これにより、同社は宿泊業界のDX化を推進し、持続可能な成長と地域社会の発展を支援することが期待されています。
トリプラの代表取締役CEOである高橋和久氏は、急成長を続けるビジネスの中で、より専門的なリーダーシップが求められると強調しました。これまでのように一人のリーダーにすべてのプロダクト開発の責任を負わせるのではなく、CTOが技術戦略を、VPoPがプロダクト戦略を担当することで、双方の専門性を活かした体制を構築します。これにより、技術基盤の強化と顧客中心のプロダクト開発が同時に進む、より効果的な「攻めの経営体制」を実現していく方針です。
新CTOのHakim Mouslihは、エンジニアリングとビジネスリーダーシップにおいて約10年の経験を有し、特にフィンテック及びリスクマネジメント分野で豊富な知識を持っています。直近ではPaidyにてリスク管理部門のバイスプレジデントとして活躍し、システムの刷新をリードしました。彼は「トリプラが新たな成長フェーズに入る中で、自らのスキルを活かせることを嬉しく思っています。今後は先進のエンジニアリングやAIを駆使し、プロダクトの強化を図っていきます。」とコメントしています。
一方、VPoPに就任したAude Morasは、SaaSおよびIoT分野で15年以上の経験を有し、TableCheckのプロダクト責任者としての実績もあります。多国籍な環境で幅広くプロダクト戦略を担当してきた彼女は、顧客中心のイノベーションを重視し、国際市場でのビジネス成長に尽力してきました。Audeは「トリプラの新たな挑戦に加われて本当に嬉しく思っています。今後の活動を通じて、お客様にとって価値のあるソリューションを提供したいと考えています。」と語っています。
代表取締役CPOの鳥生格氏も新体制について喜びを表し、「生成AIの急速な発展がプロダクトにさらなる変革をもたらす中で、HakimとAudeのリーダーシップが私たちにとって重要な資産です。彼らの専門知識が私たちの既存ビジネスの強化はもちろん、国際展開の加速に繋がることを確信しています。」と成功を確信しています。
トリプラ株式会社は、2017年から宿泊業界に特化したSaaS型サービスを展開。具体的にはAIチャットボット「tripla Bot」、予約エンジン「tripla Book」、CRM・マーケティングオートメーション「tripla Connect」など、宿泊施設の運営効率と収益性を向上させるためのソリューションを提供しています。テクノロジーの急速な進化に伴い、今後の改革をリードする新しいリーダーシップのもと、さらなる成長と地域社会への貢献が注目されます。