CO2MPACT(TM)シリーズ刷新
2024-09-19 16:24:23

三菱重工、次世代CO2回収装置「CO2MPACT(TM)」を発表

三菱重工業が新たに発表した小型CO2回収装置「CO2MPACT(TM)」シリーズの新モデルは、中型クラスとして量産型のフルモジュールコンセプトを採用しました。この新しい装置は、多様な産業分野への適用を目的に設計されており、0.3トン/日から200トン/日の範囲での柔軟なCO2回収が可能です。

「CO2MPACT(TM)」は、コンパクトさと汎用性の高いモジュール比率を最大化した結果、従来のプラント建設で主に占められていた現地作業において大幅な効率化を実現しました。また、設置先での現地工事の負担を軽減し、溶接工事に関しては95%の削減が期待されています。さらに、新しい装置は、導入からアフターサービスまでをカバーする”お客様サポート体制”の強化を目指しています。

三菱重工業は、10月の2日から4日に催される「CCUS WORLD」展示会に出展し、CO2回収技術やCCUS(CO2の分離・回収・利用・貯蔵)のバリューチェーンについて紹介します。この展示会では、長安立人氏が「三菱重工の中期経営計画におけるCCUS事業化推進」について基調講演を行う予定です。

同社は2040年のカーボンニュートラルを目指し、エネルギー分野での脱炭素化に向けた取り組みを強化しています。特に、カーボンニュートラルの達成に向けた重要な柱であるCCUSバリューチェーンの構築を重視し、探求に力を入れています。

三菱重工グループは、1990年から関西電力と共にCO2回収技術を発展させており、2024年9月時点で18基のプラントにこの技術を適用しています。新型の「CO2MPACT(TM)」は、エネルギー効率の向上と運用コストの低減を目指し、高性能な吸収液を使用しています。

このように、三菱重工業は新たなCO2回収技術の導入により、環境問題への貢献を一層高める方針です。持続可能な社会の実現に向けた取り組みが注目されます。


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会社情報

会社名
三菱重工業株式会社
住所
東京都千代田区丸の内三丁目2番3号丸の内二重橋ビル
電話番号
03-6275-6200

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