食の未来を切り拓く!シーベジタブルが選出された理由とは
高知県安芸市に本社を構える合同会社シーベジタブルの共同代表が、2025年の大阪・関西万博で展開される「EARTH MART」の企画にて、Forbes JAPANの「食の未来を輝かせる25人」に名を連ねました。この選出は、食文化やテクノロジーの観点から未来の食をリードする人々を紹介するもので、彼らの取り組みが高く評価された結果です。
シーベジタブルの挑戦
シーベジタブルは、海藻を通じた新しい食文化の創造を目指しています。日本には1500種類以上の海藻があり、その多くが食用可能です。しかし、我々が普段目にするのはわずか数十種類に過ぎません。この現状を打破し、未発見の海藻の魅力を引き出すために、シーベジタブルは独自の研究と栽培手法を導入しています。
たとえば、彼らは環境負荷の少ない陸上栽培と海面栽培を行い、磯焼けの影響を受けた海藻の生態系を復活させることに挑んでいます。このような活動により、持続可能な海藻の収穫を実現することで、地球環境にも貢献しています。
社会的な意義だけでなく、シーベジタブルは高品質な海藻を提供することにも注力しており、その一環として、「青のりしょうゆ」が「Future Awards 2025」として受賞したこともあります。また、スイーツ「海菓 umika」シリーズも新たに販売を開始し、多様な海藻の楽しみ方を提案しています。
EARTH MARTの魅力
「EARTH MART」は、食といのちの循環をテーマにした空想のスーパーマーケットです。このパビリオンでは、食文化、テクノロジー、そして未来へのヒントを探求する場を提供しています。来場者は、伝統と革新が交差する中で、食べることの楽しさを再発見することができます。
2025年4月13日から10月13日までの間、大阪・関西万博において、多くの人々にこの体験が提供される予定です。シーベジタブルの特製料理も楽しめるランチイベントでは、海藻を使った料理が提供され、参加者に新たな食の可能性を広げています。
食文化を未来へつなぐ
シーベジタブルの取り組みは、ひとつの企業活動にとどまらず、日本全体の海藻食文化を盛り上げる重要な一端となることを目指しています。彼らは、料理人、研究者、環境保護活動家と連携し、新たな海藻料理の開発に取り組んでいます。
今後も、日本の海の豊かさを次世代に引き継ぐために、シーベジタブルの活動はますます重要視されていくでしょう。海藻の未来は、彼らの手の中に大きな可能性を秘めています。海も人も健康に、持続可能な未来を築いていくための挑戦は、続いていくのです。