オラクル、AIを活用したクラウドイノベーションを強化し多様なサービスを提供
オラクルは、2024年9月13日にラスベガスで開催されたOracle CloudWorldにおいて、AIとクラウドサービスの需要の高まりに応えるための新しいイノベーションを発表しました。オラクルの分散クラウドについての最新の革新が示され、これにより企業はAIとクラウドサービスを最大限に活用できるようになります。
分散クラウドの拡充
オラクルは、分散クラウドを拡大する新機能として、「Oracle Database@AWS」、「Oracle Database@Azure」、「Oracle Database@Google Cloud」などを導入しました。これにより、エッジ環境や自社データセンター、さらには多様なクラウド環境での使用が可能になります。特に、150を超えるAIサービスとクラウドサービスの提供が進化し、データプライバシーや低レイテンシの対応が強化されています。
AIスーパーコンピューターの提供
OCIは、最大で131,072基のNVIDIA Blackwell GPUを搭載可能なAIスーパーコンピューターの注文を開始しています。このスーパーコンピューターは、これまでにない2.4ゼタFLOPSという驚異的な性能を実現。OCI Superclusterは、超低レイテンシネットワークと高性能ストレージを提供し、顧客のAIニーズに応じた柔軟性を持つシステムです。
新たなAIインフラストラクチャ
また、オラクルとNVIDIAの協力により、企業が自国内でAIモデルを構築するためのサービスも強化されました。NVIDIAの最新GPUを搭載した「OCI Compute」シリーズは、ソブリンAIの展開に役立ちます。NVIDIA OmniverseなどのツールもOCI上で利用可能になり、新たな開発環境が整いました。
Dedicated Region での提供
新たに導入された「OCI Dedicated Region25」は、小規模かつスケーラブルな設計になっており、企業は自社データセンターでスピーディな導入が可能です。この新モデルにより、企業は高い経済性と俊敏性を享受できることでしょう。
マルチクラウド環境の実現
オラクルは、複数のクラウド提供者のサービスを組み合わせることができるマルチクラウド環境の強化を図っています。当社の「Oracle Database」のサービスは、AWS、Azure、Google Cloudと統合され、顧客にシームレスな体験を提供します。これにより、シンプルでセキュアな運用が実現し、業界の最前線での競争力を高めることができます。
まとめ
オラクルの最新発表は、AIとクラウドサービスを活用したビジネスの加速を後押しします。新しい分散クラウド技術により、企業はデジタル変革の一環として、より柔軟でスケーラブルなサービスを利用可能となりました。CUDAやOpenUSDなどのテクノロジーを積極的に取り入れることで、オラクルは市場におけるリーダーシップをいっそう強化しています。これからもAIとクラウド技術の進化に注目が集まることでしょう。
会社情報
- 会社名
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日本オラクル株式会社
- 住所
- 東京都港区北青山2-5-8オラクル青山センター
- 電話番号
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03-6834-6666