大阪府に本社を置く株式会社ジンジブは、大阪府主催の雇用促進イノベーション創出支援事業『EPICS』のアクセラレーションプログラムに採択されました。このプログラムは、大阪府内の高校生をはじめとした若者の就職活動やキャリア支援を推進することを目的としています。
採択理由と現状
厚生労働省のデータによれば、2026年3月に卒業する高校生の求人倍率は3.69倍と予測されています。これは、採用競争が非常に厳しいことを示しています。一方で、高校生と企業双方が直面している『就職ミスマッチ』も大きな課題です。特に高校生は、短い就職活動期間の中で適切な情報を得ることが難しく、自身の進路について考える機会が乏しい状況にあります。こうした問題を解決するために、ジンジブは企業や高校と連携し、高校生へのさらなる支援を行っています。
ジンジブのこれまでのアプローチ
ジンジブはこれまで、高校生向けの求人サイトや合同企業説明会を行い、若者のキャリア形成を支援してきました。特に、経済産業省が主催する『第13回キャリア教育アワード』で優秀賞を受賞した『ジョブドラフトCareer・おしごとフェア・ジョブドラフトFes』は、多くの高校生にとって価値ある体験を提供しています。また、企業に対しては、高卒採用だけでなく、採用戦略や教育プログラムの提供を行い、中小企業における人事制度の改革にも寄与しています。
EPICS採択後の戦略
ジンジブはEPICS採択後、次の2つの重点テーマに取り組み、若者のキャリア育成を強化します。まず一つ目は『高卒採用企業の幅を広げる』ことです。高校生がより多くの選択肢を持てるよう、様々な業界の求人を集約し、希望するファーストキャリアへと進む支援を行います。
次に『学校へのキャリア・就職支援の開発』を通じて、高校卒業後の就職を考える若者に向けて、キャリア教育や就職活動の支援プログラムを新たに開発します。このように地域と企業との連携を強化し、次世代の人材育成を加速させる戦略を掲げています。
EPICSの意義とジンジブのビジョン
EPICSは、大阪府が直面している少子高齢化と雇用不均衡に対する挑戦として、企業の人材不足解消と多様な労働力の活用を促進するプログラムです。ジンジブは、この新たな取り組みを通じて、雇用の創出と若者の未来を切り開く役割を果たすことを目指しています。社会に出る準備を進める高校生に選択肢を提供し、自らのキャリアを築く力を育むことが、ジンジブの使命です。
これからも、若者と企業との架け橋としての役割を全うし、共に成長を続けることが期待されます。