砂糖と低カロリー甘味料のトップ企業がタッグ!健康志向の甘味料市場に新風を巻き起こす
国内の砂糖消費量は、人口減少や砂糖以外の甘味料への代替により年々減少傾向にあります。そんな中、砂糖トップシェアのDM三井製糖と、カロリーゼロの甘味料「ラカントS」を展開する低カロリー甘味料トップシェアのサラヤが、共同で新しい甘味料を開発しました。
両社の強みを活かしたこの新商品は、砂糖本来のコクと機能性を残しつつ、サラヤが持つ特許成分「高純度羅漢果エキス」の甘味で、カロリーを抑えたヘルシーな甘味料となっています。
砂糖の機能性と羅漢果エキスの甘味を融合
今回発売されるのは、2つの商品です。
1. きびスイート
DM三井製糖が販売する「きびスイート」は、石垣島のさとうきび糖と高純度羅漢果エキスをブレンドした、植物由来100%の甘味料です。砂糖の約3倍の甘さがあり、通常のさとうきび糖の1/3の使用量で、砂糖本来のコクを味わえます。カロリーが気になる方におすすめです。
2. らかん果 1/3シュガー
サラヤが販売する「らかん果 1/3シュガー」は、高純度羅漢果エキスと北海道産てんさい由来のグラニュー糖をブレンドした、植物由来100%の甘味料です。砂糖の約3倍の甘さがあり、使用量を1/3に減らすことができます。手軽に糖質コントロールができ、カラメル化もするので、色を付けたいお料理やお菓子づくりにもおすすめです。
砂糖市場の変化と健康志向への対応
DM三井製糖は、国内製糖トップメーカーとして「スプーン印」「ばら印」の砂糖を扱うとともに、グループ全体で「栄養」「健康」領域への事業ポートフォリオ変革を進めています。一方、サラヤは「衛生」「環境」「健康」の向上に貢献することを目指し、食品分野においては「羅漢果」由来のカロリーゼロ甘味料「ラカント」を開発し、日本の健康寿命増進に貢献してきました。
今回の共同開発は、両社の強みと市場の変化を捉え、健康志向の高まる消費者ニーズに対応する取り組みと言えます。砂糖本来の機能性を活かしつつ、羅漢果エキスの甘味でカロリーを抑えたこれらの新商品は、健康を意識する人々の選択肢を広げるものとして期待されています。