海と哲学の学び舎「ざわザワ高校」
福井県大飯郡高浜町で、新たな教育プログラム「ざわザワ高校」が始まります。この取り組みは、未来の海の持続可能な利用と保全を目指して、高校生たちが直面する海の課題に対し、哲学的な視点を持って考えていくためのものです。
教育の背景
このプログラムは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として行われ、7月28日に第二回目のセッションが開催されます。大海に面する高浜町ならではの環境を活かし、毎月1回、全6回にわたって行われる予定です。参加するのは福井県内外から集まった13名の高校生。この活動は、単なる知識の吸収にとどまらず、彼ら自身が海と向き合い、自由に意見を交換し、新たな視点を得ることを目的としています。
思春期と哲学
思春期は人生で最も自己と向き合う時期と言えるでしょう。美しくも厳しい海と接する中で、高校生たちは「ざわザワ」とした感情を覚えるはずです。このような感情は、物事の本質について深く考える原動力になるでしょう。堀潤氏や小坂教諭の指導のもと、生徒たちは海洋教育を受け、持続可能な未来を模索していきます。
イベントの内容
開催概要
- - 日時: 2024年7月28日(日)10:00~16:00
- - 場所: 福井県大飯郡高浜町若狭高浜漁業協同組合ほか
プログラム内容
1.
オリエンテーション: 堀潤氏と地元の専門家が参加し、海と地域のつながりについて講義します。
2.
街歩き: 地元の文化を体験しながら、高浜らしさを見つける活動です。
3.
振り返り: 参加者全員で気づきを共有し、全体の学びを深めます。
このように、多角的な視点から海について考える機会を提供することで、参加者はただの知識を超えた実践的な理解を得ることができるのです。
海と日本プロジェクト
このプログラムは、全国で進行する「海と日本プロジェクト」の一環であり、海洋環境の保全の重要性を広めることを目的としています。海は日本人の生活に深く根付いており、その環境の変化に対して敏感であることが求められています。この活動を通じて、未来の世代が持続可能な海の利用について考えるきっかけが生まれることを期待しています。
誰が参加するのか
このプログラムには、著名なジャーナリストである堀潤氏、海洋学科の教諭である小坂康之氏、そして地域の子どもたちが参加します。彼らの指導のもと、参加者たちは学びを深め、地元の海の現状についても理解を深めることができるでしょう。
福井県の海の魅力を再認識しながら、未来への道筋を考える。そんな意義深い時間となることは間違いありません。
終わりに
この教育プログラムがもたらす新たな気づきは、参加者だけでなく地域全体にも多大な影響を及ぼすでしょう。海の未来を考える「ざわザワ高校」の誕生に期待したいと思います。
参加方法は、福井環境研究開発のウェブサイトを通じて案内されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。