現役外交官による国際情勢への理解を深める一冊のご紹介

現役外交官の視点で国際情勢を解き明かす

日本国内外で話題となる国際情勢が日々変化する中、その本質を理解することは今や誰にとっても必要不可欠です。そんな中、現役の外交官であり、高校中退という異色の経歴を持つ島根玲子氏が著した『13歳からの国際情勢～高校チュータイ外交官が世界のニュースを「そもそも」解説』が注目を集めています。この本は、複雑な国際問題や最新のニュースを子どもと大人が共に学べるように、わかりやすい言葉で説明することを目的としています。

不安定な世界を今こそ知ろう

本書では、次のようなトピックに触れています。

- 「日本の安全は5万円で買える？」
- ガザ・パレスチナ問題の核心
- 半導体が「現代の石油」と呼ばれる理由
- ヨーロッパにおける極右の台頭

これらのテーマは、ニュースを見聞きする際に「どうしてそうなっているのか」と疑問に思うことが多いものであり、この本を通して簡潔に理解できるようになります。

著者の取り組み

著者である島根玲子さんは、高校を中退するなど波乱万丈の学生生活を経て、大検を取得。その後、青山学院大学、早稲田大学法科大学院を卒業し、外務省に入省。外交官として海外に駐在する一方、国際情勢についての講演活動も行っています。この独特な背景から、『13歳からの国際情勢』に対する島根さんの視点や思考が色濃く反映されています。

目次と内容

本書は、以下の章から構成されています:
1. 高校チュータイのコギャルが司法試験に合格して外交官になった話
2. 日本の安全は5万円で買えるのか
3. 「またトラ」のアメリカとの向き合い方
4. 中国の今後
5. 香港の現状
6. 台湾問題について知っておくべきこと
7. 半導体の重要性
8. 深海から見る国際情勢
9. 北朝鮮の現状
10. K-POPの裏側
11. ウクライナ戦争の理解
12. パレスチナ問題やシリア問題の「そもそも」
13. インドの現状
14. ヨーロッパでの極右の影響

この内容からもわかる通り、本書は幅広い国際的なテーマをカバーし、難解なニュースを解く糸口を提供しています。