東阪エリアの新たな接続ポイントがもたらす変革
株式会社TOKAIコミュニケーションズ(本社:静岡県静岡市葵区、社長:高橋 強)は、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が大阪エリアに新たなDirect Connectロケーションを開設し、それに伴って「BroadLine AWS接続サービス」の接続ポイントを増設しました。これにより、AWSと西日本の顧客拠点との間で冗長接続を実現し、より高い耐障害性を持つ通信環境を構築します。
1. 企業のニーズに応える背景
近年、クラウドサービスの利用が拡大する中、企業は多様な接続ニーズを持つようになっています。マルチクラウドやハイブリッドクラウドを採用する企業も増加しており、これに対応できる通信サービスが求められています。TOKAIコミュニケーションズは、さまざまなクラウドサービスとの相互接続を進めており、業務の継続性を高めるための施策を講じてきました。
大阪エリアに新たに設置されたAWS Direct Connectロケーションにより、万が一の障害時にも、業務に最低限の影響を及ぼす形で通信を維持することが可能となります。これにより、東京と大阪のリージョンを組み合わせた地理的に分散した冗長構成が実現し、より高い可用性と耐障害性を持つクラウド環境が整います。
2. 提供するサービスの詳細
BroadLine AWS接続サービス
TOKAIコミュニケーションズの「BroadLine AWS接続サービス」は、西日本の顧客拠点から新設されたAWSのDirect Connectロケーションへの専用線接続を実現します。接続速度は、10Mbpsや100Mbpsといった1Gbps未満から、最大で100Gbpsまで多彩な選択肢を用意しており、お客様の利用シーンに応じた柔軟な対応が可能です。
TOKAIは、関東から西日本にかけて光ファイバーネットワークを保有しており、2023年度には東阪・岡山地域のネットワークを強化、2024年度には九州地域への拡張も計画しています。このような取り組みにより、AWSのクラウドサービスと通信ネットワークの統合利用が進むことが期待されます。
3. 信頼性の高い接続環境の実現
TOKAIコミュニケーションズは、AWSのパートナー認定制度において「AWSプレミアティアサービスパートナー」として認証されており、1,900回線以上の接続回線を供給しています。この長年の実績と高い技術力により、さまざまな接続構成に柔軟に対応し、安定した接続環境を提供しています。
4. 今後の展望
今後も、TOKAIコミュニケーションズは、システムインテグレーターや電気通信事業者、データセンター事業者としての豊富な経験を活かし、お客様に対する総合的なサポートを提供していく方針です。AWS導入のコンサルティングから、システム開発、サーバー構築、接続回線の提供、監視運用まで、一貫したサービスを提供し、お客様のビジネスの発展を支援していきます。
参考リンク
このように、TOKAIコミュニケーションズは、クラウド利用の促進と通信の利便性向上を図る新しい接続サービスを展開しています。企業のデジタルシフトが進む中、AWSとの連携はさらに重要な役割を果たすことでしょう。