アールポイント東京が取得した放射線治療支援の特許
株式会社アールポイント東京(東京都中央区、代表取締役:坪井楊子)が、医療用転写シールに関する特許を取得しました。この技術は、特に放射線治療において治療の精度を向上させつつ、術者の負担を軽減することに寄与します。
目次
1. 技術の概要
2. 従来技術との課題
3. 新しいボディーマーカーの特徴
4. アールポイント東京について
1. 技術の概要
アールポイント東京が開発した転写シールは、放射線治療におけるマークを、治療の開始から終了まで一定に保つことが可能です。この技術は、従来よりも確実に正確なマーキングを実現することで、患者の治療の質を向上させることを目的としています。
特にこの転写シール「Rポイントマーカー」は、0.9mm幅のマークが特長で、皮膚の動きに合わせて伸縮します。そのため、平均4〜5日間にわたってマーキングの状態を維持し、術者の手間を省くことができます。この技術は、術者の経験や熟練度に依存しないため、誰にでも確実なマーキングが可能です。
2. 従来技術との課題
以前の転写シール技術には、さまざまな課題がありました。特に、術者のスキルによって、マークの位置がずれてしまうことが多かったのです。例えば、台紙を貼り付ける際に、位置を決めたにもかかわらず、緊張や焦りなどから失敗することがありました。
また、転写時のガイドとなる台紙のデザインが不適切で、正確な位置決めが難しいという問題も存在しました。これらの課題を解決するために、アールポイント東京は新たな技術を開発しました。
3. 新しいボディーマーカーの特徴
アールポイント東京の「Rポイントマーカー」には、いくつかの革新的な特徴があります。
- - 半透明の台紙: マークそのものを目印にできるため、誰でも簡単に正確な位置にマーキングが行えます。
- - 柔らかい台紙: 身体の曲面や凹凸にもフィットし、得られるマーキングの精度が向上します。
- - 薄い台紙: 皮膚への転写にかかる時間がわずか5秒程度であり、迅速に利用できます。
- - 持続性: マーキングは水や摩擦に強く、皮膚と共に伸縮しながら平均4〜5日間保持されます。
さらに、色や形も多様に用意されており、目立たない金色やブラックライト対応のものもあります。これにより、患者が使用する際の心的負担を軽減し、治療の体験を向上させることができます。
4. アールポイント東京について
株式会社アールポイント東京は2017年に設立され、医療現場での革新を目指しております。特許取得に関連する技術開発を通じて、より安全で効果的な医療を提供することを目指しています。所在地は東京都中央区八丁堀で、代表取締役は坪井楊子氏です。
今回の特許取得により、放射線治療の現場において新たな一歩を踏み出したアールポイント東京の技術は、今後、多くの患者にとっての福音となることでしょう。詳細なサンプルや価格表に関しては同社のウェブサイトを通じて問い合わせが可能です。