青森の海を守るために!次世代への取り組み
青森県では、海の豊かさと美しさを未来に引き継ぐための新たなイベントが企画されています。2024年9月から13日までの期間、一般社団法人海と日本プロジェクトin青森県とくら寿司株式会社が共同で開催する「みんなと考えて取り組みたい青森と日本の海青森版」では、低利用魚や未利用魚について学び、地域の海の大切さを再認識する機会が提供されます。
イベントの背景
青森県は三方を海に囲まれた恵まれた地理条件を持っていますが、広大な県土のため沿岸地域と内陸地域では海への親しみ方に差が生じています。この状況を改善するため、青森県教育委員会との協力のもと、県内で統一された海洋教材が欠如しているという課題を認識しました。そこで、2025年3月までに青森の海に特化した動画教材を制作することを決定しました。この出張授業は、子どもたちに「寿司」という親しみやすい食文化を通じて海洋教育を行うための一環です。
重要なテーマ
このイベントでは、食品ロス対策や低利用魚の利用促進が大きなテーマとなります。低利用魚とは、あまり流通していない魚のことで、これを有効活用することで海の生態系の保護にもつながると期待されています。授業では、青森の海の豊かさだけでなく、自然環境、食品ロス、魚の多様性についても深く考えていきます。子どもたちは、自分たちの日常生活と海との関連について学び、未来の海を守るために何ができるかを考えることが求められます。
イベント詳細
日時と場所
- - 2024年9月9日(月):八戸市立新井田小学校 10:20~12:00
- - 2024年10月10日(火):弘前市立青柳小学校 10:25~12:00
- - 2024年11月11日(水):青森市立三内小学校 10:35~12:10
- - 2024年11月13日(金):十和田市立北園小学校 10:25~12:00
参加者
各小学校の児童たちが参加します。新井田小学校では6年生88名、弘前市立青柳小学校では3~6年生26名、青森市立三内小学校では6年生52名、十和田市立北園小学校では4年生84名が予定されています。
未来への希望
このプロジェクトは、青森県の特性を活かし、地域の子どもたちに海の大切さを教えることを目的としています。子どもたちが実際に魚について学び、健康的な海を未来に引き継ぐための意識を育てることに繋がることでしょう。教育を通じて、青森の海の未来を共に考え、行動するきっかけを提供するこのイベントは、青森県民全体にとっての重要なステップとなります。
この素晴らしい取り組みを通じて、多くの人々が海について考えるきっかけを持つことが期待されます。これにより青森の海の資源保護活動が広がり、未来の世代のために持続可能な海洋環境が築かれることを願っています。