名古屋の未来をデザインする学生たち、自動運転車両プロジェクト始動
愛知県名古屋市で展開される自動運転車両プロジェクトに、学生たちのデザインが加わります。このプロジェクトは、名古屋国際工科専門職大学が協力し、2024年度から始まる予定です。この新しい大学は、AI、IoT、ロボット技術、そしてゲームやCGに特化した実践的な教育を提供している日本で唯一の存在です。
プロジェクトの背景と目的
名古屋国際工科専門職大学は、愛知県が推進する自動運転車両の定期運行を支える重要な役割を果たすことになりました。デジタルエンタテインメント学科の学生たちが考案したデザインは、未来のモビリティのビジョンを具体化しています。
運行ルートについて
この自動運転車両は、名古屋の中心地を走行する予定で、具体的には以下の3地点を結ぶ周回ルートとなっています。
1.
STATION Ai(名古屋市昭和区)
2.
総合校舎スパイラルタワーズ(名古屋市中村区)
3.
愛知芸術文化センター(名古屋市東区)
これらの地点を結ぶことで、名古屋駅エリアの活性化を目指します。
プロジェクトの運行予定
運行は2025年の10月から2026年の3月までを予定しており、地域の移動手段としての役割を果たすことが期待されています。
車両デザインの詳細
デザインのコンセプトは「つながりと未来への希望」です。背景には、現代から未来へ移り変わる街並みが描かれており、親から子への未来のバトンタッチを中心に表現しました。デザインを手掛けたのは、デジタルエンタテインメント学科のCGアニメーションコースに在籍する学生たち、河村采佳、立松千明、坂 奈月の3人です。
学生のコメント
彼女たちは、「コンセプトに沿ったデザインを考えることは難しかったが、自分たちの表現がどのように見えるかを意識し、ぱっと見たときに伝わるよう心がけた」と語っています。
名古屋国際工科専門職大学の校舎と教育
名古屋国際工科専門職大学は、文部科学省から設置が認可され、2021年に開学した新しい教育機関です。最先端の教育設備が整った校舎には、AI、VR、モーションキャプチャーなどの技術が取り入れられています。また、名古屋駅前という立地を生かし、世界のICTやデジタルコンテンツ業界と連携したカリキュラムが用意されています。
この大学の指導陣は、実業界での豊富な経験を持つ専門家が集まり、学生たちに高度な実践力や応用力を身につけさせることを目指しています。就職率は100%を実現しており、多くの学生がグローバルに活躍できる人材へと成長しています。
まとめ
名古屋の未来を形作る自動運転車両プロジェクトは、学生たちの創造的な力によって支えられています。彼らのデザインは、単に美しさを追求するだけでなく、未来の移動手段としての役割も担っています。地域の活性化とともに、未来への希望を感じさせるこのプロジェクトから目が離せません。