介護と仕事の両立
2024-12-19 11:44:42

介護と仕事の両立を支援するイベントが日立ソリューションズで実施

介護と仕事の両立を支援するイベントが実施されました



12月3日、株式会社日立ソリューションズが主催する「仕事と介護の両立」をテーマにした全社イベントが開催されました。このイベントは、介護と仕事を両立させることを目指すビジネスケアラーのために設計されています。昨年度に引き続き、特に介護に従事しながら仕事を続ける人々が安心して働ける環境づくりが重要視されています。

日本の介護の現状と課題



日本は高齢化が進み、2025年問題が目前に迫っています。団塊の世代が75歳以上になることで、人口の5人に1人が後期高齢者になると予測されています。これに伴い、ビジネスケアラーが増加し、彼らの労働生産性の低下が企業の重大な課題として浮上しています。

日立ソリューションズは2023年から、介護についてオープンに話し合える企業文化の構築に注力し、働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。今回のイベントでは、ビジネスケアラー支援の専門家である株式会社チェンジウェーブグループ取締役の酒井穣氏が講演を行い、ビジネスケアラーが抱える具体的な悩みや求める支援について深く掘り下げました。

酒井氏の講演内容



酒井氏は、今後の日本社会におけるビジネスケアラーの役割について熱弁を振るいました。「数年以内に、ビジネスパーソンの3割から5割が介護に関わる可能性がある」と述べ、介護離職が深刻化する中でも多くの人が仕事を続けたがると説明しました。その中で、ビジネスケアラーが望むのは職場での支援や環境の整備であり、効率的に介護を行うための具体的な知識を求めている点を強調しました。

パネルディスカッションでの活発な意見交換



イベント内では、ビジネスケアラーの社員や役員、彼らの上司によるパネルディスカッションも行われました。ここでは、実際の介護経験や今後の支援策について話し合いました。参加者からは、介護について気軽に話せる環境の重要性や、リテラシー向上の必要性など、様々な意見が出されました。これにより、多くの社員が「自分は一人ではない」と感じることができ、協力して仕事を進めながらも生産性を維持する方法についての示唆が得られました。

社員の声



イベントに参加した社員からは、ビジネスケアラーとしての心構えや、日常的なコミュニケーションの重要性を再認識したという声が多くありました。リアルな体験談を聞くことで、悩んでいるのは自分だけではないと感じ、心強い気持ちになったとのことです。特に、社内でオープンに介護について語り合うことが新鮮で、今後もこうした場が必要であると多くの共感が寄せられました。

日立ソリューションズのサステナビリティへの取り組み



日立ソリューションズは、持続可能な社会を目指し「SXを意識した事業運営」を方針として掲げています。2022年度に始まった「SXプロジェクト」は、環境と社会の課題解決に向けた事業創出を全社で支援する取り組みです。共同体の形成や、社会価値の向上を目指しながら、様々な活動に取り組んでいます。これからも、社員が安心して働き続けられる環境を整えていく予定です。

このように、日立ソリューションズは介護と仕事の両立に向けた幅広い活動を行っており、今後の展開に期待がかかります。


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会社情報

会社名
株式会社日立ソリューションズ
住所
東京都品川区東品川4ー12ー7日立ソリューションズタワー
電話番号
03-5780-2111

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