秋田市が2024年12月17日からふるさと納税の返礼品として「秋田公立美術大学NFTコレクション」の提供を開始します。このプロジェクトは、KDDIと秋田市、そしてNPO法人アーツセンターあきたが連携し、秋田公立美術大学の卒業生が手掛けるNFTデジタルアートを通じて地域のアート活動を支援しようとするものです。
この取り組みの目的は、秋田公立美術大学の学生や卒業生にクリエイターとしての活動機会を提供し、持続可能な制作環境を作り出すことです。KDDIはこのプロジェクトを通じて、地域アートの振興や地域共創に寄与することを志しています。
特に、リリースされるアート作品には、真坂歩氏による「なまはげ」をモチーフにした3Dデータや、菅原果歩氏が秋田で撮影した写真作品が含まれます。これらの作品は、私的利用の範囲内での複製が可能で、真坂氏の3Dデータはフィギュアとして出力することも可能、菅原氏の作品は印刷して額装することもできます。
この返礼品は、KDDIが提供するWeb3サービス「αU wallet」を通じて受け取ることができます。すべての作品は秋田市内で製作され、地場産品基準に準拠した返礼品として総務省の承認を受けています。
コメントを寄せた関係者の中で、NPO法人アーツセンターあきたの理事長、藤浩志氏は「新世代の作り手に参加を呼びかけた」とし、今後の知的財産や創作物の流通においてこの試みの重要性を語ります。さらに、秋田市の高橋秀輝氏は、若者の挑戦を応援する市の取り組みと、このプロジェクトの意義を強調しています。
KDDIの事業創造本部Web3推進部長、舘林俊平氏は、NFTデジタルアートを通じて地域の魅力を発信する大きなチャンスであるとし、新しいテクノロジーが地域共創とアート振興の架け橋となることを期待しています。
この取り組みにより、地方の若いクリエイターたちはその才能を発揮する場を得られ、KDDIグループによって地域のポテンシャルが大いに引き出されることとなります。また、秋田のアートとデジタル技術の融合が、未来の地方創生に向けた新たな一歩となることが期待されています。
申込みは「au PAY ふるさと納税」や「さとふる」、また「ふるさとチョイス」などのふるさと納税ポータルサイトを通じて行うことができ、具体的な情報は秋田市の公式ホームページで確認できます。こちらから、ぜひご自身のお気に入りの作品を応援していただければと思います。
。また、真坂歩氏と菅原果歩氏の作品はそれぞれ「なまはげ」や「Field Notes」といったユニークなテーマで展開され、地域の特色を感じさせるアートとして注目されています。これを機に、秋田市のアートシーンがより活性化し、多くの人に新しい文化体験を提供することができればと願っています。