新技術で実現した水溶性CBD「BioSorb CBD」の魅力
OFF株式会社が新たに販売を開始した「BioSorb CBD」は、機能性飲料向けに特化した水溶性CBD原料です。この新しい素材は、その特性により、飲料業界に新風を巻き起こす可能性を秘めています。では、このBioSorb CBDが何故注目されているのか、その背景や技術的な詳細を見ていきましょう。
水溶性CBDの必要性
CBD(カンナビジオール)は通常、脂溶性であり、水に溶けることが難しい物質です。このため、CBDの経口摂取は限られた生体吸収率しか得られないという課題があります。科学的研究でも、CBDの吸収効率が低いことが示されています。そのため、CBDを効果的に活用するための新たな技術が求められていました。
BioSorb CBDの技術的特徴
BioSorb CBDは、その水溶性を実現するために、ナノ化およびミセル化という先進的な2つの技術を用いて製造されています。これにより、従来のCBDと比較して、格段に高い生体吸収率を確保し、体感までの時間も短縮しています。
例えば、BioSorb CBDは粒子径が約100nmと非常に微細で、約45-90%の生体吸収率を誇ります。一方、従来のCBDは約4500nmの粒子径を持ち、生体吸収率は6-20%にとどまります。この違いが、BioSorb CBDを新たな機能性素材として際立たせる要因です。
利用シーンの多様性
このBioSorb CBDは、ノンアルコール飲料やクラフトビールの開発において特に重宝されます。また、カフェやバーなどの飲食店では、オリジナルドリンクの開発にも利用可能です。具体的には、レモネードやスムージー、ノンアルコールカクテルなど、様々な形態でCBDを楽しむことができます。
原料の品質管理
OFF株式会社は、アメリカ・オレゴン州の提携工場で高品質の原料を製造しています。すべての成分は100%植物由来であり、ビーガンやオーガニックに対応しています。また、1年以上の分散安定性と高濃度(30%以上)のCBDを実現しており、これによりコストパフォーマンスも向上しています。
特に、飲む際の見栄えや成分の均一性にも優れ、目視確認や後方光散乱による安定性検証を行っています。このような厳密な品質管理によって、ユーザーが安心して使用できる製品が提供されています。
マーケットの需給
最近では、世界的にアルコール離れが進んでおり、特にノンアルやRTD(Ready to Drink)飲料市場が拡大しています。そこで、リラクゼーションをテーマにしたCBD入りの飲料の需要が高まっています。OFF株式会社自身も、ノンアル飲料「CHILLING HIGH」を販売しており、この流れに対応しています。
終わりに
新たな市場ニーズに応えるBioSorb CBDは、機能性飲料の可能性を広げる素材として、今後ますますの進展が期待されています。CBDの特性を最大限に活かすこの技術が、飲み物だけでなく、様々な食品産業にも新しい風を吹き込むことでしょう。興味のある方は、ぜひ一度お試しください。