福岡県立田川高等学校の魅力を引き出すパンフレット制作プロジェクト

学生たちが作り上げた田川高等学校のパンフレット

福岡県立田川高等学校の新しいパンフレットが、麻生建築＆デザイン専門学校のクリエイティブデザイン学科ビジュアルデザイン専攻の学生たちによって制作されました。このプロジェクトは、田川高等学校と田川地区の4校（田川科学技術高等学校、東鷹高等学校、西田川高等学校）の合同リーフレットを作成することを目的としています。

制作の背景

制作の依頼は、田川高校の校長先生から寄せられました。校長先生が求めたのは、高校生に近しい専門学校生による、新しい視点で高校の魅力を創出することでした。この提案に応える形で、ディレクター1名、編集担当1名、デザイナー2名からなる制作チームが結成されました。学生たちは、現役の中学生に共感してもらえるような魅力的なビジュアルデザインを模索しました。

デザインの工夫

パンフレットのデザインでは、田川高校の特徴的な色、オレンジをキーカラーに選定しました。オレンジ色は清潔感を演出するだけでなく、学校のアイdenティティを強調する要素にもなっています。デザインには写真補正が加えられ、視覚的なインパクトを強調しています。また、内容は前年のものを踏襲しつつも、2025年の新入生向けに必要な修正を行いました。

特に、学校に特有の用語についての理解も深まりました。教育現場では「学生」と「生徒」という言葉の使い分けがあり、その重要性を実際に体験することで得る知識は、将来の職業生活にも役立つでしょう。

学生の成長と評価

プロジェクトの成果として、完成したパンフレットを校長先生にお披露目しました。校長先生からは「見やすいし、学校の特徴がしっかりと表現されている」とのお褒めの言葉をいただき、学生たちの表情も晴れやかでした。この体験を通じて、学生たちは対象となる中学生や保護者の立場に立ち、相手の期待に応える視点を養いました。

チームワークと実践的な学び

このプロジェクトは、社会での仕事を模倣した形でのチーム制作であり、学生たちは共同作業を通じて様々なスキルを学びました。学生時代にこのような実践的な経験を得ることができるのは、非常に貴重なことです。納品直後には増刷の要請があり、パンフレットの活用度がいかに高いかを示しています。これにより、学生たちの自信も大いに高まったことでしょう。

成果を挙げたこのプロジェクトは、麻生建築＆デザイン専門学校と福岡県立田川高等学校の間に新たな関係を築くだけでなく、学生が未来に向けて成長するための大きな一歩となりました。