日本電気硝子の新製品「StellaShine® Mono」
日本電気硝子株式会社が開発した新しい調理器向け黒色トッププレート「StellaShine® Mono」が、調理器市場に革新的な変化をもたらします。この製品は、透明な結晶化ガラスに特殊な黒色塗料を印刷し、フルカラーLEDや液晶ディスプレイの表示機能をサポートするコストパフォーマンスに優れた新しい選択肢として登場しました。
開発の背景
昨今の調理器具市場では、IHクッキングヒーターやガスコンロにおいて、耐熱性に優れた結晶化ガラスはその平滑な表面性から広く使用されていきます。しかし、現在流通している主なガラス生地は褐色を帯びた色味であるため、真の黒としての表現が難しいという課題がありました。特にIoT技術が進み、表示機能を多用する動きが強まる中で、これらの問題は深刻でした。
これまで販売されていたStellaShine®のように、透明な結晶化ガラスに高い印刷技術を用いることで、デザイン性や色彩の自由度を持つ製品を生み出す必要がありました。しかし、同時に、これらの製品が持つコスト面での課題にも対処する必要がありました。
今回発表された「StellaShine® Mono」は、これらの課題をクリアするべく、透明な結晶化ガラスに黒色特殊塗料を印刷し、加工と印刷工程を簡素化。バランスの良い表示性能とコストを実現し、次世代調理器に最適な選択となっています。
StellaShine® Monoの特長
1.
洗練された黒色
深い黒色がデザイン性を高め、キッチンを美しく演出します。
2.
高いコストパフォーマンス
高品質でありながら、価格面でも優れた選択肢となります。
3.
先進の表示対応
フルカラーLEDや液晶ディスプレイの表示に対応し、機能性と美しさを両立しています。
この新製品は、高い透明性を維持しながらも印刷を最小限にすることで、裏側に設置されたフルカラーLEDや液晶ディスプレイの表示をクリアに見せる能力を持っています。
名称の由来と意味
「Mono」という名前は、古代ギリシャ語の「monos」から派生しており、「ひとつの」または「唯一の」という意味を持ちます。これは、製品の仕様が一本化され、高い品質が確保されていることを象徴しています。
また、StellaShine® Monoは、特殊塗料を使用したピュアブラックに特化し、コストを抑えつつも高級感を持つラインアップとして位置付けられています。
展示会情報
この「StellaShine® Mono」は、10月15日から19日まで中国・広州で行われる第138回 中国輸出入商品交易会の当社ブースで展示されます。自らの強みを最大限に活かしたこの製品が、国内外の市場にどのような価値を提供できるか、大いに注目されるところです。
日本電気硝子株式会社は、70年以上にわたる歴史を持ち、特殊ガラスの製造と販売を手掛けています。半導体、ディスプレイ技術、自動車、電子機器、医療分野における多様なニーズに応えるために、常に革新を追求する企業です。
詳しくは、
日本電気硝子の公式サイトをチェックしてください。