金沢シーサイドFM
2021-08-30 10:59:50
学生が立ち上げた地域密着型ラジオ局「金沢シーサイドFM」が3月に開局予定
学生たちが立ち上げる「金沢シーサイドFM」
2023年3月に開局を迎える「金沢シーサイドFM」は、関東学院大学の学生たちが中心となり立ち上がった地域密着型のコミュニティFMです。この活動は2014年に始まり、学生たちが「わたしたちのメディアを作ろう」との思いから発展してきました。最初は学校の一角での小規模なFM放送からスタートし、試行錯誤を重ねていく中で、地域における情報の重要性を痛感し、コミュニティFMの必要性を認識しました。
災害危機への対応と地域貢献
2019年、金沢区が台風による大被害を受けたことから、地域に特化した情報発信の重要性が浮き彫りになりました。災害時には迅速な情報提供が求められる中、金沢シーサイドFMは地域の人々が安心して情報を得られる存在になりたいと考えました。2020年2月には設立委員会が発足し、その後多くの賛同を得ながら活動を進めてきました。2021年6月にはついに株式会社金沢シーサイドFMが設立され、正式な開局に向けた道筋が整いました。
地域の元気を引き出すメディア
金沢シーサイドFMは、地域の人々に密着した番組を制作し、彼らの声を直接届けることを最大の目的としています。地元の店舗やイベントの情報を提供し、地域内のコミュニケーションを円滑にすることで、「まち」を元気にする役割を果たします。例えば、「金沢八景に新たにオープンしたシフォンケーキ専門店の紹介」や、「駅前の交通渋滞についての知らせ」を通じて、地域の人々に必要な情報を届けます。
防災メディアとしての期待
金沢シーサイドFMは災害時の情報発信にも力を入れています。過去の災害を教訓に、地域の人々に対して即座に有用な情報を提供できることを目指しています。停電時でも電池で聴くことができるラジオは、災害発生時に頼りにされる情報源となるでしょう。この取り組みを通じて、地域の安定した防災体制の一端を支える役割を果たすことが期待されています。
コミュニティFMの目的と魅力
コミュニティFMは地域の振興や公共の福祉を増進するために制度化されたメディアです。地域において、「自分たちの情報は自分たちで発信する」という理念のもと、金沢シーサイドFMは地元産のコンテンツを発信していきます。これにより、地域の魅力を広めることで「まち全体を元気にする」ことを目指しています。
未来を見据えた運営体制
金沢シーサイドFMの運営には、専門的な知識を持つコンサルタントが参画し、成功した放送局の運営ノウハウを取り入れることで、安定した経営基盤を築いていく狙いがあります。また、地元の学生や住民がパーソナリティやリポーターとして参加することで、地域との一体感を深めることも重要なポイントです。
このように、金沢シーサイドFMは学生たちの情熱と地域愛をもって、地域の未来を明るく照らすメディアとしての展望を描いています。開局が待ち遠しいこの新しいラジオ局の活動に、今後も注目していきたいところです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社金沢シーサイドFM
- 住所
- 神奈川県横浜市金沢区並木2-13-7
- 電話番号
-
045-374-4544